残念ながら・・・

愛知県紙器段ボール紙工機械協同組合の総会で、昨日から一泊で愛知県の
三河三谷温泉へ来ました。

そして今朝は５時半に起床。すぐに朝風呂を済ませて、部屋のバルコニーに
陣取りました。

幹事のＳ製作所のＳ社長が、

　「金環日食がよく見えるように」

と配慮してくれた絶好の日食観察用特別室でした。


もちろん１ヵ月半前にこうてもうた日食グラス、忘れず持参しました。



が、しかしですよ、雲が厚～く、重～く、かつ低～く垂れ込めていてます。
気になるのは空模様ばかり。テレビを付けて、この地域の天気予報とライブ
日食情報、そして生の空を交互に眺めます。



テレビでは、名古屋の様子が映し出されます。
三谷温泉では、暗～い空で太陽の欠片も見えませんが、名古屋ではバッチリ
見えてるじゃないですか！

同行のメンバーのＫさんやＳさんに、

　「名古屋へ帰りましょう！」

と駄々をこねる私。

それでもあきらめず、

　「まだ１時間ある」

　「あと３０分にか・・・」

とバルコニーに浴衣と丹前で粘ります。

少しずつではありますが、本当に少しずつですが、明るくなってきます。



それでもざっと空の８０％はまだ黒～い雲に覆われています。
最初は、この山の谷間の下から太陽が昇って来ると思っていたんですが、
実際にはもう太陽はかなり昇っているんですね。
太陽が昇ってしまったところだけ晴れているんです。でもそれじゃあ何も
意味ないです・・・

もう名古屋では金環日食です。



低い位置はかなり雲が切れてきました。
もう金環日食の時間帯は過ぎていたかもしれません。
この写真の右上のちょっとだけの雲の切れ間がドンドン明るくなってきて、

　　　　　　　　　　　　　　　　

見えた！　そのほんのちょっとの切れ間から見えました。
慌てて日食グラスを掛けるも、最初は掛け方が悪いのか、真っ黒で何も
見えません。あれこれ試していたら、金環食の時間帯は過ぎてしまいましたが、
見えました。



これは私のデジカメに日食グラスを掛けさせて撮影したものです。

その後は急速に雲が切れて、日食を見ている私も、



こんなでした。ちなみにこれは自分で撮った写真ですが、運良く日食グラスが
光ってて、いい感じで撮れました。


でも今回の日食騒動で感じたことは、金環日食でも結局は日食グラス越しに
しか見られないので、体験するならあたり一面真っ暗になる皆既日食を体験
しなけりゃいけないということです。

いつかは皆既日食を！！