「わがままばかりで本当に申し訳ありません」

 

昨日は８時半に出社しました。

８時半と言うのはＩＳＯＷＡの始業時間だから、普通なら当たり前のことですが、

実は８時半と言っても、午前ではなく午後の８時半です。

 

　　なぜそんな時間に出社したのか？　　

　　昼間は何をやっていたのか？

 

これが今日のブログのお題です。

 

目前にＧＷが迫っていて、コロナで大変な時期ですが、今年も９件の工事に１１０人の

ＩＳＯＷＡビト、ＴＡＳＵＫＥビトがお客様の工場へと機械の据付、調整、立ち上げに

出掛けるんです。

 

その中に新開発の機械がひとつあります。まったくの新規開発じゃないんですが、

メジャー・チェンジで、

　「ＩＳＯＷＡの工場でできる限りの電気制御面のチューニングを

　　やり遂げたい」

という開発メンバーの強い想いがあるんです。

 

先週まではメンバー全員で、一斉に取り組んでいたんですが、各所での作業が必要なのに、

機械は１台だけなので、待ち時間が増え、結果として長時間の残業になっていました。

 

そんな中、メンバーから、

　「チームを二つに分け、日勤と夜勤の二直体制で調整をしたい」

という提案が出て、今週からスタートしました。

 

　「それはそうであっても、この時期に夜勤というのは・・・」

と労いの言葉を掛けたところ、

　

　「それぞれがやるべきことを、それぞれの時間帯でできる

　　ようになったので作業効率も上がりました！

　　機械には長い時間働いてもらって申し訳ないですが

 

　　（この表現に『ｉ機』機械への愛が感じられてとても

 

　　　ステキです）、メンバー個々の残業時間は減らす

 

　　ことができているので、体も楽に、家族と顔を合わせ

 

　　られる時間も増え、先週までよりも、心身ともに良い

 

　　状態で働かせてもらっています。

 

　　現地で困らないために。

 

　　（我々が困るということは、せっかくISOWAを

 

　　　選んでくれた、お客様が困ることに…

 

　　　そんなの嫌です。)

 

　　また、据付後(なるべくスムーズに立ち上げ)

 

　　１日でも早く家族の元に帰れるように。

 

　　あと2日間みっちり頑張りたいです。

 

　　わがままばかりで本当に申し訳ありません。」

 

「わがままばかり」なんて・・・　

 

いや、いや、わがままをお願いしているのはこっちだから・・・

 

でもこういうところでもＩＳＯＷＡの理念である、

 

　『自分と自分の愛する家族の幸せのために働く』

 

そしてそれがお客様の笑顔につながる。　それが体現されていて、感動して

しまいました

 

 

これを受け、昼間ウォーキングを兼ねて片道３０分かけて向かった先が、

美味しいと評判のパン屋さん。

夜を徹して頑張ってくれているメンバーにせめて差し入れをと考えました。

こういう時期で品ぞろえも普段から見るとかなり少なかったようですが、手当たり次第

買い求めました。　おかげで我々も往復１時間のウォーキングができました。

 

で、夜、それを持って出勤したっていう訳です。

 

ちょうどメンバーのセクション長２人たちと、日勤と夜勤の引継ぎ中でした。

うれしかったのは、みんなとても明るい。笑いがあること。

いや～本当にいいチームだな～

 

　「調整は順調に進んでいます。

　　自社の工場でやれることには限界があるけど、それでも

　　やれることはできるだけ確認したいので」

 

と力強い言葉を聞くことができました。

 

　「英之さんは、体調を崩すといけないので」

というメンバーの敬老精神に甘えて、出勤時間は１時間だけで帰宅しました。

 

朝起きたら、夜勤明けのメンバーから、

　「英之さん、

　　おはようございます。

　　パンの差し入れありがとうございました、

　　美味しかったです^ ^」

というメールが入っていました。

あ、そして今また、

　「お腹以上に心が満たされました。」

 

すばらしい社員に恵まれて、本当に幸せです。

作業の安全と、体調管理に気を付けて、頑張ってね。

ありがとう。