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昨日の日経のコラムの続きです。
「こびりついたカルチャーの『解凍』」に取り組んだ損保ジャパンの取り組みが
紹介されていました。
「損保ジャパンはもともと上意下達のノルマ主義で知られ、市場シェア日本一が
社員の誇りだった。」
損保ジャパンは5つの会社が合併していますが、これを読んで、かつてその中の1社に
勤めていた大学の同級生が会社を辞めた時の言葉を思い出しました。
「できるだけ保険金を支払わないようにする風土が嫌になった」
そんな反省からか、2019年、『Spirit - 未来への指針』という冊子の中で『企業文化を
変える。』ことを宣言しました。
その一環として「これから2年間は市場シェアを考慮しなくていい」と当時の社長が決断
したそうです。
今年は2022年ですから、もうその2年は終わってますね。
上意下達のノルマ主義で市場シェア日本一を誇っていた会社が、突然、「シェアを考慮
しなくていい」(「シェアは考慮するな」ではないところが微妙ですが)と言い出す。
それも「2年間」という期限付き。2年後に、再び「シェアを目指せ!」となったのか、
どうか?
あなただったら、そんなに簡単に、瞬間的に、頭を切り替えることができます?
2年間という、私にしてみればとても短い期間で、損保ジャパンはどう変わったのか?
そしてその後はどうなのか?
20年経った今でも風土改革に取り組んでいる、やり切れていない私としては、すごく
興味があります。
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