最終話がさらにドラマを深くした

 

金曜午後１０時のＴＢＳ系ドラマの時間帯は、シリーズが終了しても、予約を変更しないままに

なっているので、勝手に次のドラマが録画されてしまいます。

溜まったところで、ドラマの概要をネットで検索して、興味があるものだけ見ています。

 

そうして最近見たのが、『ライオンの隠れ家』。

自閉症スペクトラム障害の弟とその兄、二人暮らしの家に、「ライオン」と自称する幼い男の子が

突然舞い込んでくるところから物語がスタートします。

なぜ「ライオン」はこの家にやって来たのか？　その謎ときと同時に、ライオンが二人の兄弟の

生活を徐々に豊かにしていく様子を、特に自閉症の弟くんの表情を通して描いています。

その自閉症の弟くんの演技があまりに絶妙でした。　調べてみたら坂東龍汰という役者さんでした。

子役の「ライオン」を演じる佐藤大空くんとの掛け合いも、演じてるとは思えないほど自然です。

自閉症の相手役を演じるとは、たいした子役です。

 

全１１回の内、謎解きは１０回目で終了してしまい、

 

　「最終回はどうなるの？　本当に要るの？」

 

と思いつつ見た最終回。　これが秀逸でした。

 

支えているつもりが実は支えられていた。そんな家族愛。

現実は、ドラマほど簡単ではないとは思うけど、それでも　すばらしいドラマでした。