寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

今年も撒きました

2023-11-10 21:07:43 | 米づくり
この田んぼ一枚だけ試験的に少しこだわった栽培をしています。
前回のブログで二番穂の刈取りを紹介したこの田んぼ、はじめは美味いコメを作ろうとの発想から、土作りの一環として5~6年前から “米ぬか” を撒いてきました。

田んぼに撒いて田起こしすることで、微生物の活性化を促して稲わらの分解に貢献してくれるとか。

そんなことから始めた米ぬか撒き、秋から春にかけて数回、いつもはこのように米袋に溜めた米ぬかを手で振って撒いていました。


ところが今年は好天が続き地がしっかりしてたので、収穫後のもみ殻を撒いたように軽ダンプで挑戦したんです。
少量の米ぬかを均等に撒くのは至難の業。

そこで思いついたのが、エンジン式のブロワー。
車をゆっくり前進させながら風上から風を送ってみたところ、いい感じで広がってくれました。


このあとトラクターで耕すので、次に撒くときは手で振るしかないか・・・?

このブロワー、たまたま二番穂を刈り取ったあと、草刈機のホコリや草を払う目的で車に載せてたもので、思いつきで使ってみましたが上手くいって良かったです。

ところでなぜ、この田んぼに手間を掛けているかというと、美味いコメ作りに加えオーガニックに関心を持ったからです。

自然農法に近づきたい想いから、今年は化学肥料を減らして「鶏ふん」を投入したこの田んぼ、食味が気になるところですが収量は増しました。

二番穂を刈りました

2023-11-07 19:01:09 | 米づくり
稲の生命力って本当にすごいです。
稲刈りあとの田んぼには二番穂といって再び稲が出てきますが、今年は気候のせいなのか穂がお見事。
コメ粒もしっかりしてて食べられるんじゃない?って感じです。

最近この二番穂に着目した再生二期作の記事を見ましたが、今後広がっていくのか大変興味があります。


そんな二番穂ですが先日、ある一枚の田んぼだけ刈り取りをしました。

昨年までは肩掛けの草刈機で刈り払いましたが、今年はウイングモアでやってみました。
この歩行草刈機は中央部分が縦に折れて、主に田んぼのまわり(畦)の上面と左側面に生えた草を刈る機械なんですが、水平にも使用できるので・・・。
こうして刈り取ったあとトラクターで耕すと、ワラの腐敗が促進して早く土に馴染んでくれるんです。

通常は刈取りなどせずに耕してしまいますが、この田んぼだけチョット手間を掛けての米栽培です。
トラクターにつけて作業する専用の機械があるんですけどね、高価でとても手が出ないので、こうやって刈り取ってます。


こうして4反の田んぼを約3時間ほどかけて作業しました。

このあと米ぬか撒きをして耕運する予定です。

コンビニ撤退

2023-09-30 23:57:41 | 米づくり
2年前からコンビニで販売してきた八十四石米ですが納品を終了します。

そうです明日から10月、いよいよインボイス(適格請求書)制度が開始されるからです。
当初からオーナーを務める先輩から登録しないと販売ができないことを知らされていました。個人的見解ではなくフランチャイズチェーンとしては仕方ないことです。

しかし弱小農家にとって登録するメリットはまったくないため、残念ですが登録を辞退しました。

販売開始時に “お米は売れないよ” と言っていた先輩オーナーの言葉が “意外と売れるね” に変わってきただけにチョット悔しい思いです。
だからといって利益?高が知れてます。けど励みになりました。
お買い上げくださった皆さま、ありがとうございました!

これもオーガニック!?

2023-09-10 20:44:01 | 米づくり
今夏の千葉県北部地方は、雨は降ってもごく僅かで猛暑続き、そのため田んぼの地面はしっかり固まっていました。
これなら車走れると籾すりで出たもみ殻を田んぼに撒いてやったんです。

むかし父は堆肥作るのに、もみ殻混ぜてたので少しは有機肥料になるんじゃないかと思いまして、数枚の田んぼに投入してみたんです。果たして・・・?

これまで慣行農業でやってきて、いきなりオーガニック栽培など、とてもできません。でも関心はあります。
ちょっとだけオーガニックから、だいぶオーガニックに近づきたい思いでやってみたのでした。
意外と農業関係の動画へのアクセスってあるんですね。

台風の置き土産

2023-09-09 23:45:55 | 米づくり
県内各地に多数の爪痕を残した台風13号。
今朝方、田んぼを見に行くと、昨夕とは打って変わって湖のような状態になってます。
ここで問題なのが、稲を刈り取ったあとの稲わらです。
均等に留まってくれていればいいのですが、水が引けるときの流れや風によって部分的に堆積してしまいます。
数年に一度やってくる自然災害、古くは舟に乗って稲刈りしたと親から聞かされてました。
そんな経験から我が村の収穫は早まってきたんです。
それにしても稲の刈取りが終えたとはいえ、また大仕事ができました。