昨日の病院での母
部屋に入った途端に そばにいた看護士さんが
「娘さんの名前を何回も呼んでいましたよ^^」と言う。
心なしか顔色は少し良くない
母のご機嫌を取っていると
看護士さんが入ってきて
「点滴の入れ替えをします^^
・・・今日はどこに刺しましょうかねぇ
手は こんな風に皮ももろくなってしまって
今は避けた方が良いので・・・
本人は嫌がりますけれど
足を狙って見ますね。」
足を触ってもいないうちに
母は 「痛い痛いと訴える」
そこを何とかご機嫌を取りながら
えいやっと 刺す。
素早い。
つけまつげを少しひらひらさせた
お洒落な看護士さんなんだけれど
心はとても優しく腕もしっかりしています。
そんなこんなで
かゆい痒いと言う頭のマッサージをしたり
ガーゼの巻かれていない個所を探しながら
手のマッサージをしたりして見る。
そうこうしていると
看護士さんが 小さな薄いクリーム色をした点滴を二つ持ってくる
検査の結果で・・が足りなかったので先生の指示で使いますね^^
そう言って
三つ目の袋をつるす
「あら お母さん良いお顔していますよ^^
私たちの前では見せないお顔です
やっぱり 娘さんが一番なんですよねぇ」
そうか・・・・
嬉しい事を・・・・・
かぁちゃんの命の袋
今日は 可愛いチビの クリーム色だよ
そうこうして・・
許可を得て持ってきたお弁当を食べさせてみる
耐熱のお弁当箱を買ってみたから
少し食べてみるかと聞いてみると
「うんうん」と うなずく。
蟹だしのスープ
肉とごぼうの柔らか煮(キューピー)
エビのてんぷらを小さく切ったもの
柔らかいご飯に梅干し
病院のお茶
(今日は とろみがほとんどなく飲みやすい)
なんとぉ~~~~~
もぐもぐ が できるではありませんか
吐き出さずに ほどほど食べる事が出来ました。
これなら先生に 普通の柔らか食事をお願いできます
なんじゃかんじゃと話しながら
永遠終わりも無い様子なので
「また明日も お弁当持ってくるからねぇ」
そう言って帰ろうとしたら
隣のお婆ちゃんの付き添いさん
娘さんらしいのですが
到着して初めての挨拶。
「お母さんとは いつもカーテン半分でお話しするんです^^
よく 娘さんの名前を呼んでいますよ
もう一人の方の名前も呼ばれてます。」
ぎょぇ~~~
うるさくしていないですか?と
お聞きしてみましたら
「うちの母は 全くしゃべれないんですよ
しゃべろうとしないんです
おかあさまは いいですよ^^」
そんな風に言われながら帰ってきました。
空を舞う 傘を持った 女の子
この日 また 大きな虹を見ながら 運転してきました
こんなに二度も続けて虹に会えるなんて 生まれて初めてでした
カメラも持っていなかったし 病院に到着した時は完全に消えていました。
(6月には絶対!スマホを換える!!)