「母への詫び状」を読みながら
前・救急総合病院での事実。介護認定検査の日の事を思い出しました。
認定係が来る少し前の母の様子には 全くびっくりでしたっけ
それはそれは 母にして最高の状態であったのです。
ベッドの角度が90度近いなど それまで一度も無かったことですのに
お尻が痛いとも言わず 長い時間その姿勢を保てていました。
顔はとてもにこやかで 頭は最大限に健やかで まるで別人
だったことが
やはり不思議で その日は なにか 特別の薬剤でも投与されていたのかと
疑ってみたりもしたいくらいのものでしたが
ひょっとしたら母もそうではなかったのかしら?
以前 本人から聞いた話にもありましたが
わが母よりもずっと早い頃から認知症になってしまった母を
大切に育てられたはずの一人娘は 嫁ぎ先の家の事もあったとはいえ
裸状態で家の外に出たり 寂しいからといつも泣いている状態になってしまった母を
仕方なく施設に移した時の話ですが
最初の施設が あまりにも高額すぎて 次に移した時の事
様子を見に行くつどに 泣くことも暴れる事も無くなり
目は虚ろ 話も全くしなくなり・・・わずかの期間でそのまま亡くなっていったとのこと。
その時 その娘からは お母さんが可愛そうだったと言う感情は無かった様子でしたが
施設って値段がすごく違うから良く調べた方がいいわよって聞かされていました。
それが介護する方の現実かも知れませんが
病院施設では 薬だの注射だので 患者をどうにでもできる事は
しっかりとした事実だと確信しました。
そうそう 前回の総合病院での話で
同じ町のうるさいおばちゃんの話を書きましたが
煩かったのは一度だけで あとは変に静かになっていましたっけ
点滴されるときも文句も痛みも訴えず 時たま出る言葉はモゴモゴになり
私に話しかける事も無くなり
顔を見ると虚ろ・・・・(ドキッと感じましたっけ)
そうなると
母は また ラッキーな運を拾った事になります
2019年5月8日 クレマチス
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