【不良少女とよばれて】
“校内暴力”がブーム(?)となった1980年代、
ドラマとしては、大映青春路線黄金期の1986年にTBSで、スチュワーデス物語に
続いて放送された人気番組(最高視聴率何と27.6%・最終話、“ごくせん”
よりも高いですね。)でした。
配役は主人公の曾我笙子役に伊藤麻衣子(現在は いとうまいこ)
脇を固めるW伊藤、伊藤かずえ、そして松村雄基などおなじみの
メンバー。
ドラマとしては、この原作からは大きく外れ、原作者の女性舞楽者
:原笙子さんの意図とはほとんど食い違うものだったのですが、
私は結構好きで見ていました。特に伊藤麻衣子さんの“清楚”な
イメージと不良になった時のメイキャップの落差の大きさが
本当に衝撃的でした。
ところで、この原作ですが、久しぶりに読み返しましたが、
改めて、関心するところ、涙したところ、また当時の時代背景など
勉強になったところが多々あり、面白かったです。
特に第一章の・・・中国大陸で迎えた終戦(敗戦)後の生活。
まだ13歳の少女でありながら、親、兄弟を支えるために必死になって
“立ち売り”や“工場労働”など、現在の同年代の子供では
とても考えられないような苦労をなさったシーンに心打たれ、
涙が出ました。
戦争から遠く離れた現代。あの戦争中の“死す”人々の話題は
度々地獄絵図としてマスコミや新聞などで話題に上がるものの、
このように、力強く“生きた”人々の話はとんと語られなくなった
ように思います。その意味で、この原作の第一章だけでも是非
多くの人々に読んでいただきたいな。と私は思いました。
(あと、山崎豊子さんの【大地の子】も併読すると
もっとよく当時の時代背景が解ると思います。)
ちなみに、ドラマ、原作ともに共通の一番の基本設定である
女性舞楽とは・・・平安時代末期に中絶した、女性が舞う“舞楽”のことで、
この 原笙子さんが1000年ぶりに復活させました。
原笙子さん3年前に他界されたとのこと(最近知りました。)・・・
ですが、これからもこの作品を大切に次の世代に受け継いでいきたいと
思っています。
以上。 グリの街のリフォーム屋 の 本棚より
“校内暴力”がブーム(?)となった1980年代、
ドラマとしては、大映青春路線黄金期の1986年にTBSで、スチュワーデス物語に
続いて放送された人気番組(最高視聴率何と27.6%・最終話、“ごくせん”
よりも高いですね。)でした。
配役は主人公の曾我笙子役に伊藤麻衣子(現在は いとうまいこ)
脇を固めるW伊藤、伊藤かずえ、そして松村雄基などおなじみの
メンバー。
ドラマとしては、この原作からは大きく外れ、原作者の女性舞楽者
:原笙子さんの意図とはほとんど食い違うものだったのですが、
私は結構好きで見ていました。特に伊藤麻衣子さんの“清楚”な
イメージと不良になった時のメイキャップの落差の大きさが
本当に衝撃的でした。
ところで、この原作ですが、久しぶりに読み返しましたが、
改めて、関心するところ、涙したところ、また当時の時代背景など
勉強になったところが多々あり、面白かったです。
特に第一章の・・・中国大陸で迎えた終戦(敗戦)後の生活。
まだ13歳の少女でありながら、親、兄弟を支えるために必死になって
“立ち売り”や“工場労働”など、現在の同年代の子供では
とても考えられないような苦労をなさったシーンに心打たれ、
涙が出ました。
戦争から遠く離れた現代。あの戦争中の“死す”人々の話題は
度々地獄絵図としてマスコミや新聞などで話題に上がるものの、
このように、力強く“生きた”人々の話はとんと語られなくなった
ように思います。その意味で、この原作の第一章だけでも是非
多くの人々に読んでいただきたいな。と私は思いました。
(あと、山崎豊子さんの【大地の子】も併読すると
もっとよく当時の時代背景が解ると思います。)
ちなみに、ドラマ、原作ともに共通の一番の基本設定である
女性舞楽とは・・・平安時代末期に中絶した、女性が舞う“舞楽”のことで、
この 原笙子さんが1000年ぶりに復活させました。
原笙子さん3年前に他界されたとのこと(最近知りました。)・・・
ですが、これからもこの作品を大切に次の世代に受け継いでいきたいと
思っています。
以上。 グリの街のリフォーム屋 の 本棚より