「脱原発」発言、輸出に暗雲 海外、技術に需要 首相、方針示せず(産経新聞)
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菅直人首相の「脱原発依存」宣言が政府の新成長戦略の
柱である原発輸出に深刻な影響をもたらしている。
首相は後に脱原発依存を「個人の考え」と修正したが、
かえって方針のぶれが明確になり、混乱に拍車をかけている。
担当者の苦悩は深まるばかりだ。
「(原発の)リスクの大きさを考えたとき、この技術を
完全に安全なものとしてコントロールできうるかどうか疑問だ」
首相は19日の衆院予算委員会で、今後の原発輸出に
否定的な考えを示した。
首相は3月11日の東京電力福島第1原発事故後、太陽光
や風力発電などの再生可能エネルギー重視を声高に叫ぶ。
昨年10月に自らベトナムを訪問して、日本企業の原発2基
受注を取り付け、「成果」と強調したのは首相だった。
原発輸出の旗振り役だったのを忘れたかのようだ。
各国は事故後も日本の原発技術への期待を表明し、
日本企業も諦めていない。
日立製作所は14日、リトアニアが2020年の稼働を
目指す原発建設の優先交渉権を得たと発表した。
事故後の原発新設の契約は日本企業だけでなく世界でも
初めてとなった。米国や北欧などへの原発輸出を進めている
三菱重工は、平成26年度に原子力事業の受注額を海外を
中心に23年度の2千億円から6千億円に拡大する目標を
維持している。
ベトナムやヨルダンなど、原発事故後も日本との協力を
望む国は多く、企業を後押ししたい外務省幹部は「福島の
原発は40年前の技術だ。
最新の日本の技術は世界でも十分需要がある」と強調する。
こうした海外からの期待に対し、首相は輸出に消極姿勢
を示すものの、明確な対応方針を示していない。
国会では現在、原発技術の輸出に必要なヨルダン、
ベトナム、ロシア、韓国との2国間の原子力安全協定の承認
に関する審議がたなざらしになっている。
インドやトルコなど5カ国とは同協定の署名に向けた
協議が進行していたが、首相発言を受けて先送りを
余儀なくされた。
「たとえ『個人の考え』でも、首相の発言は重い。
迷走を繰り返す菅首相が退陣しない限り、次のステップ
には進めない」
原発輸出で他の先進国としのぎを削っている交渉担当者
のいらだちは頂点に達しつつある。
(20日産経-gooニュースより引用しました)
>>そう。冷静に考えると、日本は、いつの間にか
世界に於ける『原子力先進国』となり、まだまだこの技術
を求める国々があることを、事故以来、ほとんどの
日本人が忘れているようです。
技術(文化もそうですが)は一度途絶えると、再び
同じレベルに戻ることは至難。
だからこそ、国や地方の為政者がその指針を示し、予算
もつけ、弛まず保護・育成していくことが必要なのです。
我が国に期待を寄せる外国を置き去りにして、
ただ、止めろ、止めよう…では、外交上の信頼も失う
ことにもなりかねません。
…しかしながら…国内・国民の安全と安心を天秤にかけ…
果たして、どう進め、止めていくのか?
全ての国民が納得出来るような判断は絶対に無い以上…
その重責を負う覚悟のリーダーが必要なのです。
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菅直人首相の「脱原発依存」宣言が政府の新成長戦略の
柱である原発輸出に深刻な影響をもたらしている。
首相は後に脱原発依存を「個人の考え」と修正したが、
かえって方針のぶれが明確になり、混乱に拍車をかけている。
担当者の苦悩は深まるばかりだ。
「(原発の)リスクの大きさを考えたとき、この技術を
完全に安全なものとしてコントロールできうるかどうか疑問だ」
首相は19日の衆院予算委員会で、今後の原発輸出に
否定的な考えを示した。
首相は3月11日の東京電力福島第1原発事故後、太陽光
や風力発電などの再生可能エネルギー重視を声高に叫ぶ。
昨年10月に自らベトナムを訪問して、日本企業の原発2基
受注を取り付け、「成果」と強調したのは首相だった。
原発輸出の旗振り役だったのを忘れたかのようだ。
各国は事故後も日本の原発技術への期待を表明し、
日本企業も諦めていない。
日立製作所は14日、リトアニアが2020年の稼働を
目指す原発建設の優先交渉権を得たと発表した。
事故後の原発新設の契約は日本企業だけでなく世界でも
初めてとなった。米国や北欧などへの原発輸出を進めている
三菱重工は、平成26年度に原子力事業の受注額を海外を
中心に23年度の2千億円から6千億円に拡大する目標を
維持している。
ベトナムやヨルダンなど、原発事故後も日本との協力を
望む国は多く、企業を後押ししたい外務省幹部は「福島の
原発は40年前の技術だ。
最新の日本の技術は世界でも十分需要がある」と強調する。
こうした海外からの期待に対し、首相は輸出に消極姿勢
を示すものの、明確な対応方針を示していない。
国会では現在、原発技術の輸出に必要なヨルダン、
ベトナム、ロシア、韓国との2国間の原子力安全協定の承認
に関する審議がたなざらしになっている。
インドやトルコなど5カ国とは同協定の署名に向けた
協議が進行していたが、首相発言を受けて先送りを
余儀なくされた。
「たとえ『個人の考え』でも、首相の発言は重い。
迷走を繰り返す菅首相が退陣しない限り、次のステップ
には進めない」
原発輸出で他の先進国としのぎを削っている交渉担当者
のいらだちは頂点に達しつつある。
(20日産経-gooニュースより引用しました)
>>そう。冷静に考えると、日本は、いつの間にか
世界に於ける『原子力先進国』となり、まだまだこの技術
を求める国々があることを、事故以来、ほとんどの
日本人が忘れているようです。
技術(文化もそうですが)は一度途絶えると、再び
同じレベルに戻ることは至難。
だからこそ、国や地方の為政者がその指針を示し、予算
もつけ、弛まず保護・育成していくことが必要なのです。
我が国に期待を寄せる外国を置き去りにして、
ただ、止めろ、止めよう…では、外交上の信頼も失う
ことにもなりかねません。
…しかしながら…国内・国民の安全と安心を天秤にかけ…
果たして、どう進め、止めていくのか?
全ての国民が納得出来るような判断は絶対に無い以上…
その重責を負う覚悟のリーダーが必要なのです。
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