ビットコインの残高は、2017年10月末で約1665万ビットコインですか、合計2100万ビットコインを上限とすることが最初から決まっています。2140年頃に
2100万ビットコインとなり、そこに達すれば新規発行は終了し、それ以上は増えません。
いま世界で大きな変化が生じており、日本が乗り遅れています。日本でこうしたサービスが発展しない理由としては、様々なことが考えられますが、おおきな原因は規制です。
規制が新しい事業を妨げる場合が見られます。技術的に可能であっても、規制のために実現できないというケースが少なくないのです。
ところが、ビットコインにおいては、グループの考えの違いを強権的に解決するのではなく、民主主義的に決定するシステムになっています。このため、なかなか決まらないのです。
このことは、ビットコインの仕組みに欠陥があることを意味するわけでありません。従来の組織とは違う原理によって運営される事業が、いま試練に直面しているということです。
組織で働くことを前提にするかぎり、現状を大きく変えることは不可能です。フリーランシングこそが、究極の働き方改革です。
「ナローバンク」という考え方があるのですが、これは銀行に信用創造を認めないという考え方です。
アイスランドでも、リーマンショックの際に、金融危機によって国が破綻しかけました。その反省に基づき、銀行の信用創造によるバフルを防ごうとする考えです。これを「統治通貨」といいます。
シカゴ・プランの100%準備制、ナローバンク、統治通貨
フリードマン「K%ルール」
ハイエク『貨幣の非国有化』
あるデータの集まりをハッシュ関数に入れると、「ハッシュ」という数が出ます。
素因数分解とは、6なら「2X3」、10なら「2X5」というように、ある数を素数の積に分解すること、つまり、「正の整数を素数の積の形で表わすこと」です。
つまり、素因数分解は「ある方向に計算するのは簡単だが、逆方向に計算するのは著しく難しい関数」です。こうした性質を持つ関数を「一方向関数」と呼びます。
ビザンチン将軍問題
信頼できない者同士が集まって共同作業を行い、それでも裏切者に陥れられないためには、どうしたらよいか?
ブロックチェーンは、……性善説ではなく、「悪いことをしたら損するから、やらない」という性悪説に立った仕組みです。
ドン・タブスコットは、「従来のインターネットが情報のインターネットであるのにたいして、ブロックチェーンは価値のインターネット」といっていますが、その通りです。(『ブロックチェーン・レボリューション』
ブロックチェーンのシステムでは、相手の組織を信頼する必要はありません。仕組み自体がデータの正しさを確立できるので、これまでのように信頼ある組織に頼らずに経済的な取引ができるようになったのです。これが重要なポイントです。
社会革命と呼ぶべきパブリックブロックチェーン(P2P)て、ブライベートブロックチェーン(従来型インターネット)を「革命」と呼べるかどうかは、疑問です。
スマートコントラクトとは、コンピューターが理解できる形の契約です。
「あらかじめ決められている契約に従い、ブロックチェーンを用いて取引を自動的におこなう」
ブロックチェーンの活用に当っての大きな課題は、現行の法規制が、ブロックチェーンによる新しい事業形態を想定していないことです。
ブロックチェーンを活用した日本企業
ソニー・グローバルエデュケーションの「世界算数」というテストを行っている。
(現行規制は)消費者保護を名目としてうたいながら、実態的には既得権益保護になっている。
Iotのために開発されたIOTAと呼ばれる新しい仕組みのチェーンが2016年7月にスタートし、注目されています。(ブロックなし)
ブロックチェーンを活用する事業は、経営者がいない事業です。これが新しい組織の形である「DAO」です。これは「分散自立型組織」の略です。
世界がフラット化しなかった最も本質的な理由は、これまでのインターネットに、何か重要なものが欠けていたことです。(真正性の証明が出来なかった)
従来の社会の基本的な仕組みは、事業は人間が運営するという大前提にたっています。しかし、DAOはその前提を覆してしまうのです。
*二〇一九年二月二十五日抜粋終了。
*ナカモトサトシの論文
http://www.kk-kernel.co.jp/qgis/HALTAK/FEBupload/nakamotosatoshi-paper.pdf
*「経営者のいない持続的事業」というコンセプトが成立する世界か出現したのだ。
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