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はじめての哲学

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抜粋 野口悠紀雄『入門 ビットコインとブロックチェーン』 PHPビジネス新書 2018

2019年02月25日 | ビジネス

 

 ビットコインの残高は、2017年10月末で約1665万ビットコインですか、合計2100万ビットコインを上限とすることが最初から決まっています。2140年頃に
2100万ビットコインとなり、そこに達すれば新規発行は終了し、それ以上は増えません。


 いま世界で大きな変化が生じており、日本が乗り遅れています。日本でこうしたサービスが発展しない理由としては、様々なことが考えられますが、おおきな原因は規制です。


 規制が新しい事業を妨げる場合が見られます。技術的に可能であっても、規制のために実現できないというケースが少なくないのです。


 ところが、ビットコインにおいては、グループの考えの違いを強権的に解決するのではなく、民主主義的に決定するシステムになっています。このため、なかなか決まらないのです。
 このことは、ビットコインの仕組みに欠陥があることを意味するわけでありません。従来の組織とは違う原理によって運営される事業が、いま試練に直面しているということです。


 組織で働くことを前提にするかぎり、現状を大きく変えることは不可能です。フリーランシングこそが、究極の働き方改革です。


 「ナローバンク」という考え方があるのですが、これは銀行に信用創造を認めないという考え方です。


 アイスランドでも、リーマンショックの際に、金融危機によって国が破綻しかけました。その反省に基づき、銀行の信用創造によるバフルを防ごうとする考えです。これを「統治通貨」といいます。


 シカゴ・プランの100%準備制、ナローバンク、統治通貨


 フリードマン「K%ルール」


 ハイエク『貨幣の非国有化』


 あるデータの集まりをハッシュ関数に入れると、「ハッシュ」という数が出ます。


 素因数分解とは、6なら「2X3」、10なら「2X5」というように、ある数を素数の積に分解すること、つまり、「正の整数を素数の積の形で表わすこと」です。


 つまり、素因数分解は「ある方向に計算するのは簡単だが、逆方向に計算するのは著しく難しい関数」です。こうした性質を持つ関数を「一方向関数」と呼びます。


ビザンチン将軍問題
 信頼できない者同士が集まって共同作業を行い、それでも裏切者に陥れられないためには、どうしたらよいか?


 ブロックチェーンは、……性善説ではなく、「悪いことをしたら損するから、やらない」という性悪説に立った仕組みです。


 ドン・タブスコットは、「従来のインターネットが情報のインターネットであるのにたいして、ブロックチェーンは価値のインターネット」といっていますが、その通りです。(『ブロックチェーン・レボリューション』


 ブロックチェーンのシステムでは、相手の組織を信頼する必要はありません。仕組み自体がデータの正しさを確立できるので、これまでのように信頼ある組織に頼らずに経済的な取引ができるようになったのです。これが重要なポイントです。


 社会革命と呼ぶべきパブリックブロックチェーン(P2P)て、ブライベートブロックチェーン(従来型インターネット)を「革命」と呼べるかどうかは、疑問です。


 スマートコントラクトとは、コンピューターが理解できる形の契約です。
 「あらかじめ決められている契約に従い、ブロックチェーンを用いて取引を自動的におこなう」


 ブロックチェーンの活用に当っての大きな課題は、現行の法規制が、ブロックチェーンによる新しい事業形態を想定していないことです。


 ブロックチェーンを活用した日本企業
  ソニー・グローバルエデュケーションの「世界算数」というテストを行っている。


 (現行規制は)消費者保護を名目としてうたいながら、実態的には既得権益保護になっている。


Iotのために開発されたIOTAと呼ばれる新しい仕組みのチェーンが2016年7月にスタートし、注目されています。(ブロックなし)


ブロックチェーンを活用する事業は、経営者がいない事業です。これが新しい組織の形である「DAO」です。これは「分散自立型組織」の略です。


 世界がフラット化しなかった最も本質的な理由は、これまでのインターネットに、何か重要なものが欠けていたことです。(真正性の証明が出来なかった)


 従来の社会の基本的な仕組みは、事業は人間が運営するという大前提にたっています。しかし、DAOはその前提を覆してしまうのです。





*二〇一九年二月二十五日抜粋終了。
*ナカモトサトシの論文
 http://www.kk-kernel.co.jp/qgis/HALTAK/FEBupload/nakamotosatoshi-paper.pdf
*「経営者のいない持続的事業」というコンセプトが成立する世界か出現したのだ。




抜粋 神里達博『ブロックチェーンという世界革命』 河出書房新社 2019

2019年02月22日 | 哲学


 たとえば、戦国時代には、世界で最も多くの銃が日本にあった。しかし、徳川家康が政権を取ると、幕府の政策により、銃は日本からほとんど消え失せた。銃というテクノロジーを徳川政権は拒絶したという点で、社会決定論の実例として、海外でも有名だ。


 グーグルトレンドによれば、「仮想通貨」の検索回数は二〇一七年の春頃から徐々に増えだしたが、それまではほとんど注目されていない。


 この技術(ブロックチェーン)が、いったいどのような時代的、文化的、あるいは思想的背景から生まれたのか、それを理解することが、ブロックチェーンという技術を正しく理解するためにには必須だと言えよう。


 まったく新しいアイデアに基づく仮想通貨、「ビットコイン」に関する論文がネット上に投稿されたのは、後述するように二〇〇八年のことだ。このとき、ビットコインは産声を上げた。


 これらは、「カリフォルニアン・イデオロギー」と呼ばれることがある。


 元々アメリカは、一九三〇年代の大恐慌の時代以来、特許を重視しない「アンチパテント政策」をとってきた。これは、大企業の独占・寡占こそが、、恐慌の原因であり、特許はその最たるものだとみなされていたからである。


 ……、二〇〇八年一〇月三十一日。例のサイファーバンク・メーリングリストに、全九ページの論文が投稿された。『ビットコイン:ピア・トゥ・ピア電子通貨システム』。投稿者は「サトシ・ナカモト」という人物であった。


*ウィキリークスとシルクロードの決済手段に、ビットコインがスタート時に採用され、知名度を高めた。


 ……、一番最初の取引開始から現在までの全ての取引が、すべて数珠つなぎになって記録されている電子ファイル。それがブロックチェーンだ。


 (お金の歴史を訪ねると)、つまりコインのような貨幣が一般化されるよりも先に、すでに帳簿があった、といまでは考えられているのだ。


 私たちは、「仮想通貨」をさも新しい発明と考えがちだが、実は最初から通貨は、「帳簿上の記号」に過ぎなかったのである。最初から「ヴァーチャル」だったのだ。そしていま、私たちは抽象的な記号を遠方と取引する情報技術を得て、もう一度、帳簿という仕組みに光があたった。それがビットコインだといえる。


 ビットコイン(ブロックチェーン)の台帳は、P2Pネットワークのすべての参加者が共有している。中央に管理者がいて管理・運営を行うのではなく、誰もが対等の立場で参加する、オープンで民主的なシステムなのだ。


*ファイル交換ソフト「ウィニー」開発者金子勇






 こうした問題に関する、サトシ・ナカモト登場以前の、最も重要なブレイクスルーは、公開鍵暗号の発明だろう。これは、インターネット上のさまざまな通信に広く用いられている、極めて巧妙な暗号システムである。


 「締める鍵と、開ける鍵は、同じでなくてはならないのか?」
 この問いこそが、「公開鍵暗号」という技術を生み出した本質である。


 この原理(素因数分解)を使って、鍵(C)と鍵(D)を作れば、十分に安全性の高い公開鍵暗号が成立する。鮮やかな手品のような、見事な方法ではないか。


 公開鍵暗号の仕組みを逆に使うことによって、本人確認が成立するのだ。


 この計算(ハッシュ値の算出)を複数の参加者で競い、最初に、このような結果が出るような、<ある数値X>を見つけたコンピュータが、報酬として所定のビットコインをもらえるという仕組みになっている。
 この作業を「マイニング・採掘」と呼ぶ。ちょうど、鉱山で金を探すような作業に似ているからだ。


*ハッシュ関数 (ハッシュかんすう、英: hash function) あるいは要約関数[1]とは、あるデータが与えられた場合にそのデータを代表する数値を得る操作、または、その様な数値を得るための関数のこと。ハッシュ関数から得られた数値のことを要約値やハッシュ値または単にハッシュという。
ハッシュ関数は主に検索の高速化やデータ比較処理の高速化、さらには改竄の検出に使われる。例えば、データベース内の項目を探したり、大きなファイル内で重複しているレコードや似ているレコードを検出したり、核酸の並びから類似する配列を探したりといった場合に利用できる。((ウィキペディア)


 つまり、ビットコインそのものをインセンティブとして、台帳が本物であるという確認作業を、ネットワークの参加者自身にやらせようという仕組みなのだ。これは「プルーフ・オブ・ワーク(作業による証明)」(poW)と名付けられている。


 これ(不正をすると損をする仕掛け)もサトシ・ナカモトは設計当初から想定していた。一人一人が自分の利益になるように行動すると、全体のシステムが安定していくような装置を作ればよいのだ、と考えたのである。


 マイニングによるpoWの発明、突き詰めれば、それこそがビットコインの新しさだ。


 poWという、参加者同士の競争によって、台帳が唯一の本物であることを維持させるように仕向ける、それがビットコイン(ブロックチェーン)の仕組みのすべてだ。


 信頼については多くの議論があるが、ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンは、私たちにとって有益な思考のツールを与えてくれている。


 だから信頼があれば、不確実性は減り、社会の「複雑さ」を減らすことができる。ルーマンは、信頼の本質を、複雑性・不確実性の縮減であると看破したのである。


 この装置(ブロックチェーン)自体の全体の仕組みが人を裏切ることができないようにつくられているという、客観的・技術的な「事実」に裏付けられた信頼である。


 どこにも中心がない。権力も権威も関係ない。いわばシステムの構造的な事実自体が、信頼を調達してくれる、という意味において、ブロックチェーンは画期的なのだ。


 世界的な銀行システムの与信が連鎖的に崩壊したとき()リーマンショック)、この巨大な権威のシステムによって、経済というものの根底的な信頼が保たれていたという事実が、つまり、近代という時代の深刻な脆弱性が、明らかになったのである。


 知的な準備ができている人(素因数分解の理解)


 中央集権的な電子決済がもつ危険性


 中世の地中海貿易は、マグレブ商人(仲間内)とジェノヴァ商人(法治)が競い合っていた。


 ビットコインをはじめとする仮想通貨は、行われた取引内容を台帳に記録していく。いわば過去の記録を集積していくのだが、このイーサリアムは、未来を書き込めるというところが画期的だ。


 イーサリアムの凄いところは、お金の支払いだけではなく、さまざまなアクションを誰もがプログラムとして書き込み、実装できるという点だ。


 すでに始まっているICO(イニシャル・コイン・オファリング)は、ブロックチェーンが実現する資金調達手段の一つだ。


 ICOは、スタートアップ企業の有効な資金集めの手段のひとつとして、ちょっとしたブーㇺになっている。何より、個人でも始めることが出来るところが注目されている。


 科学技術をどう導くかは、さまざまな分野の専門家と社会の側が、十分に議論をしながら進めていくことが大切だろう。その前提として、専門家と一般市民、それぞれがリテラシーを高める必要があるだろう。


 日本人は信頼する能力が低いと言われる。マグレブ商人のように、長年の付き合いで実績を重ね、信頼関係を築いた相手と契約を結ぶことはよくおこなわれるが、ジェノヴァ商人のように、何も知らない人をとりあえず信頼して、挑戦してみようという度合いは、かなり低い。


 (ルーマン曰く)「信頼」とは、手持ちの根拠で保障されるレベルより高いところへの、「飛躍」を伴うものだ。彼はそれを、「超過して引き出された情報」と呼んでいる。換言すれば、信頼とは基本的に「未来」に属する価値である。
 一方で「信用」とは、過去の実績の積み上げでしかない。信用とは、要するに過去の属性なのだ。信用と信頼は、根本的に違うことだということを忘れるべきではない。


 モノづくりの昭和も遠い過去となり、業界内の護送船団方式が通用する時代も完全に終わった。にもかかわらず、新しい時代状況に、社会システムを適合させることが出来なかったのが、平成という時代であろう。


 ブロックチェーンという技術は、自律分散型の思想がべースにある。


 フランスの哲学者ドゥルーズは、「生成する異質性」をリゾーㇺ(根茎)と呼び、中心を支配するツリー(樹木)と対比した。


 エストニア(人口百三十万人)はバルト海に面した北欧の小国だ。この国は近年、ITを国家戦略の中心に据えてきた。……。そしていま、ブロックチェーンを活用した電子政府「e-Estonia」の構築を本気で目指している。


 マンハッタン計画からブロックチェーンに至る歴史


 技術と社会の複雑な交流を理解したうえで、新しい「決め方」を組み立てていかなければならない、厄介な仕事になるだろう。





*二〇一九.年二月二十二日抜粋終了。
*マイニングの方法が興味深かったが、素因数分解にはお手上げであった。
*「失われた三〇年」は中央集権の官僚統制経済であったのだ。



抜粋 上田岳弘『ニムロツド』 第百六十回芥川賞受賞作 文藝春秋 2019.3

2019年02月16日 | 小説


 僕がいつも感心してしまうのはね、合理的に考えて全く駄目なのに、「いや、いけるかもしれない」というチャレンジ精神によって、「駄目な飛行機」が生み出されていることなんだ。実際、原子力潜水艦はうまくいったわけで、いまも主要な戦力だよね。


 「世界は、どんどんシステマティックになっていくようね。システムを回すための決まりごと(コード)があって、それに適合した生き方をする、というかせざるを得ない。どんな人でも、そのコードを犯さない限りは、多様性(ダイバーシティ)は大事だからと優しく認めてもらえる。それで、コードを犯せば、足きりにあって締め出される。」(田久保紀子)


 「例えばシンガポールではね、月収や学歴が基準を満たしていないと、就労ビザが下りない。能力が足りない人をそもそも締め出している。国家ぐるみで。たかだか人口六百万程度の都市国家の話だからいいかもしれないけど、世界全体がそんなふうに締め出しを始めたら、行く場所がなくなる人が続出するかもしれない」(田久保紀子)


 動物的な、根源的な自然に即した何か。そんなことを考えるのはきっと「自然」という言葉に反応したからだ。意思とはまた別に抗い難い流れがあって、人間の意思でやったとされることも、人間も所詮は自然の一部だから、より大きな枠組みでは、やはりそれに従っているだけなのか。


「人生じゃないみたい?」


 「個であることをやめた? どうして?」
 「生産性が低いからさ。生産性を最大限に高めるために彼らは個をほどき、どろどろと一つに溶け合ってしまった。個をほどいてしまえば、一人ひとりのことは顧みずに、全体のことだけを考えればいいからね。より強く高く長く生き続けたいという欲望を最大限達成できるからね。」


 「情報技術で個の意識を共有し、倫理をアップデートしてしまえば、その個を超越した価値基準に体の形状をあわせることへの躊躇いなんてなくなるし、体のあり方を変えるなんて造作もないことだ。


 ……もともと僕にとっての塔はさ、小説なんだと思っていたんだ。


 僕が言葉を紡いでいくことで、人々の精神に何かを書き込む。遺伝子に誰かが書いたコードみたいに、ビットコインのソースコードみたいに、僕が誰かの心に文字を通じて何かを記載することで、それが世界を支える力になる。そう思っていた。でもそうではなかった。


 通常の通貨と違い、「ソースコードと哲学で出来ている」仮想通貨は実体がない分ハッキングされるとひとたまりもない。





*平成三十一年二月十六日抜粋終了。
*望むらくは、採掘の場面の実描写がほしかった。リアルさが確保されてないように感じた。
*物語はこれから始まるところで、突然終わってしまった。何なの、これって。単なる背景描写なんだろうか。
*要するに、スケッチなのか。現代都会人の頭の中の。つまり、素材を充分に展開しきれていないようだ。



抜粋 興津要編『古典落語』講談社学術文庫  

2019年02月14日 | 読書
 興津要編『古典落語』講談社学術文庫

 落語の歴史


 落語家の遠い先祖としては、室町時代末期の戦国時代において、武将の側近にあって、そのつれづれをなぐさめるために、はなし相手をしたお伽衆(お咄衆)の存在があった。


 金座役人高野酔桜軒


 また、先年亡くなった二代目桂枝雀には





*平成三十一年二月十四日抜粋終了。
*2代目桂 枝雀(かつら しじゃく、本名:前田 達(まえだ とおる)、1939年(昭和14年)8月13日 - 1999年(平成11年)4月19日)は、兵庫県神戸市生まれの落語家。3代目桂米朝に弟子入りして基本を磨き、その後2代目桂枝雀を襲名して頭角を現す。古典落語を踏襲しながらも、超人的努力と空前絶後の天才的センスにより、客を大爆笑させる独特のスタイルを開拓する。出囃子は『昼まま』。実の弟はマジシャンの松旭斎たけし。長男は桂りょうば[1]。
師匠米朝と並び、上方落語界を代表する人気噺家となったが、1999年3月に自殺を図り、意識が回復することなく4月19日に心不全のため死去した。59歳没。他、同世代の噺家の中では『東の志ん朝、西の枝雀』とも称されている。(ウィキペディア)
YouTube 桂枝雀「いたりきたり」

YouTube 桂枝雀「サマードクター」

YouTube 桂枝雀「緊張の緩和」



抜粋 ジム・ロジャーズ『お金の流れで読む日本と世界の未来』世界的投資家は予見する 大野和基訳 PHP新書 2019

2019年02月05日 | ビジネス


 重要なのは、「歴史は韻を踏む」ということである。これは作家マーク・トウェインの言葉だ。


 本当に成功したければ、人とは異なる考え方をしなければならない。人と同じように考えている限り、大きな成功を収めることは恐らくないだろう。


 現在、世界の負債は西洋に、資産は東洋にある。


 日本・中国は外貨準備高で世界一位・二位


 こうした状況を鑑みるに、五年後のアジアで最も幸福な国になるのは、朝鮮半島の統一国家だろう。


 外国人を排除し、門戸を閉じた国が衰退の一途をたどるということを、歴史は何度でも教えてくれる。


 借金(約1100兆円)をこれだけ増やしても平気なのは、返済するのは自分の世代ではないと考えている(安倍政権)証拠だ。






 紙幣を刷りまくっても駄目なのだ。アベノミクスが成功することはない。安倍政権の政策は日本も日本の子供たちの将来も滅茶苦茶にするものだ。いつかきっと「安倍が日本をダメにした」と振り返る日がくるだろう。


 移民の受け入れ方をコントロールしなければいけない。短期間でたくさん移民を受け入れすぎないように調整しなければならない。


 日本の農業の問題は、政府によって保護されすぎているという点にある。


 日本ほどクオリティに対して「抑えがたい欲望」を持っている国はほかに思いつかないのだ。その姿勢こそが日本を偉大な国にしたと言える。


 あるいは、古民家のチェーン事業を始めるのもいい。


 日本にもほど近い朝鮮半島――。この地は、これから激動の時代を迎えるだろう。韓国と北朝鮮が統一されるからだ。





 ある意味、(中国の体制は)アメリカの大統領選よりも公平な制度だ。


 対して日本やアメリカ、その他幾つかの資本主義国は、銀行の国有化や企業救済など、まるで「社会主義化」したような政策を打ち出している。


 「破産なき資本主義は地獄なきキリスト教」


 歴史を振り返れば、貿易戦争がプラスに働くことなどないとわかる。


 米株式市場で上昇しているのはFAANGの株だけ。






 日本も、残念ながら同様だ。五〇年もすれば日本人はこの世からいなくなってしまうのではないかと私は危惧している。


 AIやブロックチェーン技術により、いま存在している銀行は消えるだろう。


 将来、金銭のやり取りはすべてコンピューターを介して行われるようになるため、通貨はいらなくなる。





 ブロックチェーンは仮想通貨とはまったく異なる新技術で、前途有望だ。社会に大だ変革をもたらすことになる。


 アフリカには、つい最近まで電話がなかった。欧米やアジアではかつて黒電話を使っていたが、そういう電話もアフリカには広まなかった。それが作近、アフリカでは一気にスマートフォンが普及している。電線を引くなどの途中経過を抜かして、一足飛びにスマホ社会になったのだ。


 間違いなく言えるのは、いまの時代、インターネットとAI、ブロックチェーンは信じられないほど重要な位置を占めているということである。


*ブロックチェーン(英語: Blockchain、ブロックチェインとも[1][2])とは、分散型台帳技術[3]、または、分散型ネットワークである[4]。ビットコインの中核技術(サトシ・ナカモトが開発)を原型とするデータベースである。ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。各ブロックには、タイムスタンプと前のブロックへのリンクが含まれている。理論上、一度記録すると、ブロック内のデータを遡及的に変更することはできない。ブロックチェーンデータベースは、Peer to Peerネットワークと分散型タイムスタンプサーバーの使用により、自律的に管理される。フィンテックに応用されるケースでは独占や資金洗浄の危険が指摘されることもある。(ウィキペディア)


 いま、私たちの世界は大変化のただ中にある。それを怖れるだけではなく、実際に訪れ、あなた自身の目で見てほしい。それはきっと楽しく心躍る経験となるであろう。





*平成三十一年二月五日抜粋終了。