当然の報い。バブル崩壊後銀行屋の言いなりで投資と回収のみに目先が行ってしまい付加価値の高い製品を提供すると言う本来の企業目的を見失った結果がこれじゃないのかな。少し前にオリンパスが粉飾決算をやっておきながら「どこの企業でもこんな事やっています・・・」みたいな開き直りをしたが皆大手はどこも同じじゃないのか。
儲けが出るからと言って価格競争だけに特化するならさっさと淘汰されれば良い。所詮日本みたいな国では技術を大切にしなければ生き残りは無理である。ワーカーだけでなく技術系なども十羽一絡げにリストラとか断行すれば半島や大陸企業に売国しちゃう人々も出てくるよ。皆生きていかなければならないならね。
危機感ないのは政治家や公務員に加え東電みたいな半官半民の連中だけじゃねぇ!?
NEC赤字転落 「日の丸電機」四面楚歌 円高、洪水、欧州危機、韓国勢(産経新聞) - goo ニュース
2012年1月27日(金)08:00
NECが大規模な人員削減と平成24年3月期の最終赤字転落を発表し、世界のゲーム業界の頂点に君臨してきた任天堂も営業赤字の見通し。東日本大震災の痛手から立ち直りつつあった電機メーカーを円高やタイの洪水、海外経済の減速が襲い、今期はパナソニックやソニーなども赤字転落が予想される。韓国勢の攻勢も競争力低下に拍車をかけており、かつて世界を席巻した「日の丸電機」は未曽有の危機に陥っている。
「もともと業績がよくなかったが、欧州の信用不安で先行きが不透明になり、大幅な人員削減に踏み切らざるをえなかった」。NECの遠藤信博社長は会見で苦渋の表情を浮かべた。
同社はタイ洪水で通信機器工場などが被災し、営業利益を90億円押し下げた。携帯電話事業も、おひざ元の日本市場でサムスン電子など韓国勢が攻勢に出て、計画未達に終わった。年間出荷台数は、650万台(期初計画740万台)から500万台へと、再び下方修正を余儀なくされた。
パナソニックやソニーなど、デジタル家電の構成比が大きいメーカーは価格下落の影響に苦しむ。特にテレビは各社とも「売れば売るほど赤字」(大手メーカー幹部)で、一部工場の生産停止や販売計画の下方修正を強いられている。
総合電機8社の23年4~12月期決算はNECを皮切りに2月初旬までに出そろう予定だが、少なくとも3社が通期決算で最終赤字となることが確実。9月中間決算では6社が通期業績見通しを下方修正したが、「さらに下振れる」(アナリスト)可能性が高く、“赤字ドミノ”の様相だ。