公務員や役所は事なかれ主義を貫く事に長けている。言い換えれば波風立たずに自身の組織の保身性を重視する。今回の中学生自殺事件でもそんな要素ばかりだ。
こんな重要なポイントを見落とした事にしてとりあえず謝罪すれば良い。そんな程度の思考だ。しかし責任所在の話になれば当事者が悪い、現場教師が悪い、と組織下部への責任転嫁は上手で自身らはどこ吹く風。しかもアンケートを回収した彼ら(組織)に裁量できるだけの能力があるのか疑問である。ここまで大袈裟な出来事ならば裁判所の判事なら裁量があると思うが本家本元、学校問題の元凶になってる教育委員会が裁量する事自体笑い種だ。一部のネットでは加害者生徒の氏名公表されちゃってるみたいだ。それもありかな。
しかし許されないのは中学生の死を組織の責任転嫁の道具に使ってる教育委員会や本丸の文科省が一番問題組織じゃないのかと思う。そう考えるとPTAなどの下らない活動などはさっさと止めてしまった方が良いと考えてしまう。
追加アンケ「葬式ごっこ」見落とした上に非公表(読売新聞) - goo ニュース
2012年7月11日(水)07:30 (読売新聞)
大津市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、市教委は10日夜、緊急記者会見を開き、昨年10月の全校生徒を対象にしたアンケートとは別に、11月にもアンケートを実施し、「葬式ごっこをした」「『自殺の練習』と言って首を絞めた」など、いじめを示す新たな回答を得ていたことを明らかにした。
1回目のアンケート後、「さらに事実を知りたい」という男子生徒の遺族の要望を受けて追加実施したというが、市教委は十分に事実確認をせず、公表もしなかった。
市教委によると、追加アンケートは昨年11月1日に実施した。最初のアンケートは無記名や伝聞の情報が多く、事実確認が難しかったため遺族の意向に応えて再度行ったとしている。
追加アンケートの回答には、加害者とされる同級生らが「葬式ごっこをしていた」「『自殺の練習』と言って首を絞めた」などの内容も含まれていた。
しかし当時、学校側がこうした記述を見落としたうえ、市教委には「新たな情報は確認できなかった」と報告した。このため、市教委は追跡調査は必要ないと判断し、回答についても非公表にしたという。
アンケートについて、市教委は昨年12月の市議会で2度実施したことを認めていたが、内容は明らかにしていなかった。
記者会見で、沢村憲次教育長は「『葬式ごっこ』などの文言は、最近になってこちらで気づき、学校側に再調査を指示した。事実確認が不十分だった点もあり、批判を受けても仕方がない。深くおわびしたい」と陳謝した。