私の身の回りにもこんな事言う社長がよくいます。こういう人に対して猿岩石の有吉じゃないけどあだ名付けています。タイトルにもありますが”従業員感覚経営者”と。
自身の理念や方針などなく社長と言う地位になったけど的な世襲型、はたまた単純な産業なのに自身の儲けばかり追求して不景気になり国内から海外シフトの自己利益追求型。いずれにせよ売国奴の一例である事に変わりは無い。
経営者にも資格あると良いのかな?。でもその資格の定義なんてありゃしないから真面目な人インチキな人と色々居ると思う。
どんな人でも良いけど経営者として”ウチはこう行く、そして何する”と言うlike no other的な感性ある人は少ないと思うよ。
多分そんな感性の持ち主が経営する会社って本当の良い意味で生き残るんじゃないかな。
グローバル化せざるを得ない?そんなこと誰も頼んでないですよ(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
2011年10月3日(月)08:40
最近いろんな経営者と話をしていると、よく出てくるのが「生き残りのため」という言葉。「で、どうするんですか?」と聞くと、「グローバル化せざるを得ない」と返って来ます。ここで僕はほとほとがっかりしてしまいます。「ビジネスモデルを転換せざるを得ない」「中国に出ていかざるを得ない」というけれど、実際は誰も頼んでいないのですから。
ビジネスの根本原則を確認する必要があります。それは「自由意志」。
商売は誰からも頼まれていない、誰からも強制されていない、自分の意志でやるものだ、という自由意志の原則、これはもう、あらゆるビジネスの大前提のはず。これが商売の最後の拠り所になるのです。
にもかかわらず「…せざるを得ない」と経営者が言うのは、もはや経営の自己否定です。言った瞬間、商売がよって立つ根幹を失う。経営者が言うべきことは、生き残りもいいけれど、生き残って何をしたいのかってことです。人も企業も生きるために生きているのではないのですから。
僕が、『ストーリーとしての競争戦略』という本で強調したかったことのひとつが、戦略は「こうなるだろう」という単なる先読みではなく、「こうしよう」という意志の表明だという当たり前のことです。「円ドルはこうなる」とか、こうなるだろうって話は経済学者に任せておけばいい。経営者から今こそ聞きたいのは、「こうしよう」という商売の意志表明です。
かつて、ソニーやホンダが、トランジスタラジオや二輪車をアメリカに持っていったとき、「生き残りのため、北米に行かざるを得ない」と言っていたでしょうか。確認したわけではないですが、絶対に言っていなかったと思います。「こんなにいいものつくったのだから、ぜひともアメリカ人にも使わせてあげよう!」ぐらいの勢いだったはずです。
つまり、それが国内だろうとアメリカだろうとグローバルだろうと、自信を持って堂々と朗らかに出ていかなければそれこそ話になりません。グローバル化はウキウキワクワクニコニコしながらやるべきものです。その自信や明るさがどこから出てくるのかというと、「こういうことをやるぞ」という自らの意志です。