私にとって 日曜日は 鬼門となる。 昨日まではしゃいでいた かみさんが
日曜日の 朝 おきがけに 顔に 現れる。
『今日は調子が悪いなと思ったら 急いで退散
女の病は 厄介である。いろいろな愁訴を門外漢の私に訴える。
堂答えていいのかわからない。「頭痛がするよ。」「風邪引いたんではないの」
『夏風邪は直らないというから 病院で診察してもらったら。」
「あの先生は 親身になってくれないのよね。」
『何度くらいあるの」『37・1分』『そんな高熱ではないんだね。」
「あんた 私の平熱何度か失点の。」『35度くらいか」
[高い熱でしょう。」『微熱程度だね」「さらに彼女の質問は深層に入ったいく。」
彼女は深くため息をついて「何か重大な病気で無ければいいが。」
ここで、私の助言は無効になる。彼女はテレビの健康番組の常連だ。
たいていの医者顔負けだ。
「ホルモンのバランス失調ではないの。」といいたいが、
冷たいようだがこれ以上 彼女を安なぎに導く方法は知らない。
医者も知らないらしい。
しいて 彼女を弁護すれば 83才の超高齢者だということだ。
多分 日曜当番医を探して でかけると思う。