「ただいまー」ランドセルを放り投げて
バケツと 鰻鋏を持って 近くの川に行く
今日は 土曜 丑の日である. 細君が 我が家もというのでスーパーテで鰻を
買ってきた 一匹 \1000円「ヒェー」
昨日 仕掛けていた ただ川の真ん中に 小石を積んでおくだけである.
悪童度もが周りを囲んで 石を1ずつのけていく
大きいの 小さいの 意気のいい鰻が一杯もぐりこんでいる
それぞれに配当して家に持って帰る
そういえば 割烹なんかで 鰻をさばかせるのは5年くらい先のことだそうだ
くるくると激しく動く鰻も かぼちゃの葉っぱで または新聞紙で 包み込むようにして
流していくと おとなしく 行儀良くしてくれる
その夜は どこのうちからも蒲焼のにおいがしていたものだ.
最近 転勤してきた 教頭先生のうちにも おすそ分けした
教頭先生のうちには わたしたちより 5才違いの佳子ちゃんがいた
可愛い子だった その子が大きくなって 鰻友だちの同級生と結婚した
「うなぎが取り持つ縁というのであろうか」