花地蔵つれづれ日記

古美術、芸術全般、日々気になること。

大宮洋子展・上杉郵便局にて

2009-11-06 16:14:52 | アート 文化 古美術

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先日、上越市三和区上杉にある上杉郵便局で開催されている大宮さんの展示会に行って来ました。大宮さんは、花地蔵での個展を終えたばかりでしたが、忙しい中、例年の個展を、地元の郵便局で開かれました。

郵便局での個展は、若い方ばかりではなく、村のおばあさんや、おじいさんまでが、毎年、楽しみに見に来ます。作品を見ながら、大宮さんと談笑し、楽しそうにひとときを過ごしていかれます。抽象的な作品ですが、毎年見ているうちに、楽しみになると言われるそうです。静かな山村で現代アートが、子供からお年寄りまでに楽しまれるなんて、素敵なことだと思いました。大宮さん自身が、とても楽しんで作品を作っているようです。作品はみずみずしい感性に溢れ、次から次と発想が浮かんでくるという大宮さんには、驚かされます。商品の値札につける、白いプラスチックの細いひもは繋がれ、ベールのように繊細な作品になりました。新作のアクリル画も、新たな世界を感じました。

これからも、変容し続ける大宮さんを見ていくのが、楽しみです。大宮さんは、訪れた方たちと制作過程の話などを話すうち、次第に打ち解けて、作品を共感しあうという不思議な親和感をもつ方です。

お近くの方はぜひ、お出かけください。11月20日迄。土、日、祭日休み。

(礼子)

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SAKEまつり

2009-10-31 13:16:19 | アート 文化 古美術

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先日、店の前の通りで「SAKEまつり」が開催されました。

この行事は秋の催物として、

毎年楽しみにしているもののひとつです。

10月24日・25日の両日行われたのですが、

1.000円で試飲グラスを買うと、試飲し放題です。

開始早々から試飲グラスを持って、通りを試飲しまくりです。

会場の通りの上から飲み始め、下に着いた頃には、

酔いもまわり、だいぶ出来上がっていたようです。

24日の夕方はジャズの生演奏もあり、

25日にのステージでいろいろな演奏が行われていました。

綿飴などの店も出て、子供たちにも楽しいイベントだったと思います。

このようなイベントがいつもあると楽しいのですが、

そうそう都合よくは、いかないようです。

遊んでばかりいては、商売に身が入らないということもありますが…。

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(武久)

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大宮洋子作品展「進化」開催

2009-10-08 13:09:19 | アート 文化 古美術

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花地蔵では、大宮洋子さんの作品展「進化」を開催中です。

大宮さんの当店での作品展は、3回目になります。

毎回、創造的な作品を制作されている大宮さんですが、

今回も大宮作品の魅力を、十分に堪能できる展示会となりました。

初日から多くの人にご来場頂き、盛況です。

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女性ファンの多い大宮さんですが、

ファンのひとりの方は、

「大宮さんの作品には、『和』を感じられ好きです。」

という感想を述べられていました。

都会的な作品の底辺には、

日本的な感性が流れていて、それが多くの人に共感を呼ぶのかもしれません。

来場された方は、作品からエネルギーを得て、

大宮さんの明るい雰囲気に触れ、

元気づけられて帰れる方も多いようです。

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(武久)

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tanne、そして「ネオテニー・ジャパン」展

2009-08-07 17:05:50 | アート 文化 古美術

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先日、長岡の新潟近代美術館でやっている「ネオテニー・ジャパン」展を見てきました。

途中、前から行ってみたかったcafe gallery tanneに立ち寄りました。

お店は、国道8号線を車で5分位入ったところにある、山間に佇む古民家でした。

オーナーご自身で改装されたというお店は、

置いてあるやきものとともに、お洒落な空間が演出されていました。

漆喰の壁と古色を帯びた柱とのコントラストが美しく印象的でした。

オーナーお手製のボリュームたっぷりの野菜スープとパンのランチで、

庭の緑をながめながら、久しぶりにのんびりとした昼食の時間が楽しめました。

夕食のビールがおいしく飲めそうな青磁のフリーカップを買って帰りました。

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(武久)

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早朝の蓮

2009-08-01 13:56:19 | アート 文化 古美術

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今日、友人の森さんの「野外早朝写真展」に行ってきました。

森さん夫婦はお元気で、

アメリカに住むお子さんやお孫さんが、

夏休みを利用して来られた時のお話を楽しそうにされていました。

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会場の高田公園は「ハス祭り」の最中で、久しぶりに蓮の花を眺めて来ました。

今年はまだ梅雨も明けず寒いのか、例年より花の咲き方が遅いように感じます。

まだちょっと寂しい感じの咲き具合です。

ですが、やはり朝の蓮の花は清々しい気分にさせてくれます。

花が堀一面に咲く頃にまた来ようと思い、会場を後にしました。

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(武久)

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ブリストルブルーのデカンタ

2009-03-26 12:55:35 | アート 文化 古美術

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「感じの良い酒器が欲しい。」と思っていたら、

英国ブリストルのデカンタが手に入りました。

時代は、19世紀初期のものです。

ストッパーが無いのですが、冷酒の徳利として使うにはこれで十分です。

ストッパーが付いていると値段の方も高くなるので、むしろ有難かったです。

手に持つと、大きさといい、重さといい、しっくりと納まります。

「これで酒を注げば、旨い酒が飲めるだろうな。」

と顔が自然にほころんできました。

それにしてもブリストンブルーと言われる青色は深く、

眺めていると吸い込まれるような魅惑的な魅力があります。

17世紀オランダのデルフトタイルと響きあって

しっかりとした存在感を出しています。

(武久)

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木瓜と李朝白磁壺と民画

2009-03-13 13:03:38 | アート 文化 古美術

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木瓜の花には、枝と見間違える鋭いとげがあり、

まるで美しい薄桃色の花を必死に守っているようです。

花が先に咲き、後からそっと追いかけるように、小さな葉がつきます。

李朝の白磁壺に木瓜と椿の花を活けてみました。

同じ国のもの同士だからでしょうか。

おおらかで情感あふれる李朝の民画と、丸みをおびた優しい壺が響き合って、

木瓜の花の美しさを生かしてくれました。

ちなみに椿には、東雲(しののめ)という名が付いています。

春の花々に早春の喜びを感じるのは、やはり雪国だからでしょうか。

(礼子)

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常滑の壺と椿

2009-02-23 16:04:40 | アート 文化 古美術

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お客様から頂いた薄紅色の椿を、常滑の壺に活けてみました。

室町時代のその壺は、椿を静かにそっと受け入れてくれました。

茶褐色の壺に、薄紅色の椿が、よく映っています。

北国では、雪の中に咲く椿に、人は春の訪れを感じ、心なごませます。

小さい時から、庭木として親しんできた椿でしたが、古い器に活けたとき、

その美しさに初めて気付く私でした。

椿は、日本が誇る美しい花だと思います。

(礼子)

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白梅

2009-02-09 15:32:09 | アート 文化 古美術

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高田では昔から、二日と七日、四日と九日に市があり、近郷の農家のお母さんたちが、道端に野菜や花などの、農作物を並べて売ります。この白梅も、市で大根といっしょに買ってきました。バケツに水を張り、梅を入れておいたら、三日ほどで蕾が開きました。さっそく李朝の白磁壺に活けてみました。梅の香りが店に広がり、白磁に清楚な白梅が、よく映りました。

桜か梅か、どちらかを選ぶなら、私は梅です。特に夜の闇にぼーっと浮かぶ、白梅の気品ある姿が好きです。東京にいた頃、駅からの帰り道、ふっと良い香りがして立ち止まると、夜空にりんとした、白梅の花が咲いていたことがよくありました。そんなことを思い出しました。

(礼子)

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公園の鴨

2008-12-16 13:16:35 | アート 文化 古美術

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先日、お天気が良いので、高田公園に散歩に行きました。お堀の蓮はすっかり枯れて、晩秋の装いをしていましたが、それはそれで、風情がありました。お堀の水は青空を映し薄い紫色で、茶色く枯れた蓮が一面に広がっていました。

お堀の周りの散歩道を歩くと、緑の芝生の上に、赤や黄色の落ち葉が散って、美しい絨毯のようでした。一羽の鴨が、枯れ葉をつついていました。可愛らしい ので、しばらく見とれてしまいました。寒い冬はもうすぐ。束の間の穏やかな休日でした。

(撮影 福嶋礼子)

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