花地蔵つれづれ日記

古美術、芸術全般、日々気になること。

木瓜と李朝白磁壺と民画

2009-03-13 13:03:38 | アート 文化 古美術

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木瓜の花には、枝と見間違える鋭いとげがあり、

まるで美しい薄桃色の花を必死に守っているようです。

花が先に咲き、後からそっと追いかけるように、小さな葉がつきます。

李朝の白磁壺に木瓜と椿の花を活けてみました。

同じ国のもの同士だからでしょうか。

おおらかで情感あふれる李朝の民画と、丸みをおびた優しい壺が響き合って、

木瓜の花の美しさを生かしてくれました。

ちなみに椿には、東雲(しののめ)という名が付いています。

春の花々に早春の喜びを感じるのは、やはり雪国だからでしょうか。

(礼子)

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