先日、大宮洋子さんの作品展に行ってきました。
今年で十一年目となる作品展は、上越市三和区の上杉郵便局で開催されています
(11月29日まで)。
車中、窓越しに山々の紅葉を楽しみながら会場に着くと、
大宮さんが笑顔で迎えてくれました。
みぞれ交じりの雨が降る寒い日でしたが、
会場には、心が温かくなるような、しみじみとした作品がありました。
幼い日の思い出、心の軌跡、そういう心象風景とも言えるものが、
独特の色と形に描かれていました。
抽象画のためか「私、何も絵が分からないの。」と言いながら作品を見ていた人が、
最期に「やっぱり、これは大宮さんだね。」と言ってくれる時が、
一番嬉しいと、大宮さんは話してくれました。
苦しんで苦しんで、何度も描き直し、絵具を重ねるうち、
自分の描きたいものが見えてくるそうです。
作品は、大宮さん自身の心の旅、そのものなのでしょうか。
12月19日から24日まで、花地蔵でも「大宮洋子作品展─Christmas 」が開催されます。
最新作を展示しますので、
大宮さんからの心をこめたメッセージをお受け取り下さい。
皆様のご来店をお待ちしています。
(礼子)
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