現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

夜な夜な亡霊が出ているらしい。

2009-11-03 21:37:08 | 社会 経済

夜な夜な亡霊が出るらしい。デフレと言う亡霊である。物が安くなるのは財布にとってはありがたいけれど、・・・・。その上に、給料やボーナスが減額されてきている。物が安くなった分リストラされている。統計上は景気は下げ止まっているけれど、先の現象のほかに失業者が増えている。隠れ失業まで加算すればもっと多くなるでしょう。手放しでは喜べない現象になるだろう。

税収もまた増えないだろう。政策決定にも影響が出てくるでしょう。「ない袖は触れない。」と言える。「あちらを立てればこちらが立たず」をいかに華昇させるかが問われている。経済においてはそんな付けが回りまわって各方面に影響する。デフレスパイラルに陥っていると思える。極単純に考えれば、「風が吹けば桶屋が儲かる。」と言う現象の逆の事だ。

不景気はこんなにも需要をなくなってしまうものかと痛感させられる。地方はもっと疲弊しているだろう。孫受けでは仕事がないらしい。もともと、この国は諸外国の影響をまともに受けてきた。ひところはアメリカであった。最近では中国や第三世界の景気に左右されるだろう。

第三の道を模索しなければならなくなっている。本格的な技術革新が要求されていることに気が付いていただきたい。作ったものを極端なくらい捨てないと言う技術だろう。「ゴミを砂金に帰る発想」が必要になる。何年か向こうからの宿題である。言い換えればフーチャーショックとでも言うのかもしれない。

注 華昇 化学用語に昇華というタームがある。固体が液体を経ず気化することか、その逆の現象を言う。その字を入れ替えている。哲学用語の止揚の意味を持たせた私の造語である。