現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

状況が伝えるもう一つの情報。

2012-02-16 20:37:29 | インポート

情報はそれ自体で一つのメッセージとなるけれど、それの回り、つまり、状況が語るもう一つのメッセージがあることに気がついていらっしゃいますか。

実は、多くの箇所で読み解かれていないのでしょう。そんな事例があちらこちらで見受けられる様になった。

ここの事例には触れないでおきましょう。まずいことになりかねませんので、・・・。

極個人的な事をたとえにしましょう。本来なら「面白中学の三年間とその後」の中に投稿すべき事柄ですが、ここに投稿しても違和感は無いはずである。

中学二年の時教室に親父が突然訪ねて来たことがある。「これは一大事だ」と思っていたけれど、親父に確認する事もしなかった。

「祖父が逝くかもしれないなぁ」と思っていたし、「早引けする程じゃ無いのだろう。緊急ならなにか言っていくはずだが、・・・」。結果から先に記載しますと、学校が終わって家に帰ってみると祖父は亡くなっていました。枕元を見ると渡した薬はそのままだった。「これは薬が間に合わなかったのかもしれないなぁ」

その、二日くらい前からおかしかったのだ。そして、その日の朝、町医者によって薬をもらってから学校へ行っていることになる。「薬をもらってから学校へ行け」とは指示されていたのだ。

「そのまま学校へ行って良いのか。それとも、家に引き返してくるのか」とは確認して置いた。

親父もいったん、町医者によってから、薬をもらって行ったかは確認したから教室にきたのだろう。

これが状況から受け取るもう一つ以上の情報である。そして、捜査現場や、推理小説で言うところの状況証拠と言う事でしょう。