現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

チャングムの誓い

2009-03-31 13:39:56 | 医食同源の発想

 この前に、絶対味覚という記事があるが投稿を省略しています。

最近、総合テレビで、宮廷女官【チャングムの誓い】が放送されている。困難な局面を知恵を持って何回も乗り越えていく姿に共感を誘い多くの人が見ていると思われる。

彼女の料理人として優れている所は素材の持つ特性と其れをどのように混ぜてデザインすれば、どのようなものになるのか想像できているといえるのである。完成したものが頭の中で描けているのだ。其れを食べる人々の姿までイメージできているのかもしれない。

料理人の多くの人が持っていると考えられるが、物づくりに欠かせない資質を、彼女の師匠のハンサングムに言わせることで作者の意図する所を伝えようとしていたではないか。「料理人としての大切な能力である。その能力は私にもない。」という自己分析とともに素晴らしいストリィーに仕上げているばかりではない。先の章の絶対味覚ということなのかもしれない。

ここにもまた、ハード(理論的整合性及び素材)工夫(料理の仕方)ソフト(食感、効果、ストリィー性など)の見事なバランスが見て取れるではないだろうか。チャングムが冷麺の味を調えるために汲みにいった水は恐らく、ゲルマニウム含有水か、シリコン含有水のいずれかであろうことは推測がつく。或いは、最近流行の還元水【H3O2-】なのかも知れない。王様の体力回復のために用意した冬虫夏草や松の実などの素材とともにクリェィテブなヒントをそこかしこに示しているような気がする。

忙しさの中で見落としてしまいがちな食と、生命科学のエッセンスを教えているのではなかろうか。食医とか、食薬と表現しているものの中に多くの知恵が隠されていることに気が付いてほしい。この本のどこかで触れている戦いの中で自分にあった食材を通して健康管理や、不快症状を軽減してきた戦国大名他の知恵に関することである(この部分も投稿していないが何を言いたいかは情報の精度を上げる方法。参照)

現代の食生活が非常に偏ったものであるとしたアメリカ上院栄養問題特別委員会の5000ページを超える膨大な資料「マクガバン委員会、参考文献、今村幸一著(今の食生活では早死にする。)解りやすく書かれているのでこちらをお勧めします。」の警告に匹敵する内容を分かりやすいドラマとして見事に完成させていると考えている。難しい論文より理解しやすいものになっているではないか。


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