現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

振り子は片側だけには振れない

2009-07-02 13:13:36 | 社会・経済

さまざまな矛盾が噴出し始めてくるだろう。そして、それは今までのどの説明でも説明が付かないものになるのかもしれない。パラダイムの変化に気が付かず先送りしてきたものがいっせいに顕在化してくるのではないでしょうか。

不況が第二段階に突入し始めているのかもしれない。リーマン・ブラザーズに端を発した第一段階は各国の協調で何とか収まった格好にはなっているものの、それとて完全に収束したわけではない。その反動がミニ・バブルと言う現象になっていただけのことではないでしょうか(表題の示すように)。自然現象の地震や津波でも余震や第二波が押し寄せてきて甚大な被害をもたらす現象がある。

そちらは、科学的に証明が付くけれど、経済はその背後に人間が、お金が、資源が、商品が、情報が・・・複雑に絡んでいる。なかなか予測できないような動きをすることがある。(本来、お金は生産活動やサービスと一緒に歩調をあわせてきたけれど、あるときを境に、お金独自で儲け「付加価値」を求めて動き回るようになってしまった。投機マネーとか、過剰資本とか言われている。そして、金融資本主義といわれる背景である。そしてそれが実体経済の10倍ほどに達してしまっているらしい。矛盾がおきないはずは無いのだが、・・・・・。)

消費は幾分回復していると言うものの、減税措置や価格低下が寄与している。デフレスパイラルと言うチキンレースが始まっているのかもしれない。路線価が大幅に下落している。投機マネーの引き上げが原因であると伝えられてきた。当面の利益確保と損失分の補填に回されるのかもしれないが、(誰かが、ババ引かされているのかもしれない。また、新たな不良債権が発生することになる。)新たな投資先をかぎつけたのかもしれない。

世界中には表に出ない不良債権が相当あると判断したほうが間違いはなかろう。専門家(アナリスト)ではないのでどのくらいあるかは知らない。矛盾とか(矛と盾の視点)、帳尻とか言う視点(バランスシートの視点)で見ると案外的確な判断が出来るものである。


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