現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

シルバーストーン現象

2009-03-20 19:56:22 | 社会・経済

 20-1-17付けの新聞に地元の金物屋さんが民事再生の申請をしたと報じられた。最近、われわれの周りはこんな現象が多くなってきた。この店の多くのものは耐久消費財である。シルバーストーン現象を起こしているということだ。

 一品買えば、何年も、何十年も持ってしまうことになる。買い替え需要は起こりにくい性格がある。そのために、業界筋では何回も仕様を変えるなり、モデルチェンジをしているのだろう。

 以前、長く付き合ってきた鍋の会社も廃業してしまった。早い頃からこの現象に気がついて私の商品をお客さんに提供するように対応していたのだが、本業の方が思わしくなかったものと判断していた。

 吹きこぼれない鍋の特許を持っている会社でさえ業績が低迷しているらしい。常に工夫と創造をしていかなければ業績は先細りしてくるのが耐久消費財に課せられた宿命である。(高度経済成長時代と比較すると、その時代は欲しくなるなるような目玉商品が次から次へと提供されていたことになる。シルバーストーン現象はおきていたが、目先が変わることでそれほどクローズアップされてこなかったのだろう。)

 それでなくとも、石油を原料としたり.燃料として加工しているものは値上がりしている。大手の会社が農業資材を含めたこの手の商品提供する店を展開している。まして、農業は高齢化の波とグローバル化の影響をまともに受けている。さまざまな要因が複雑に絡んでいるのだろう。

 我々の生活の中にはもっと工夫する必要のあることがいっぱいある。そういうところには注目してこなかったのだろうか。注目しても、一社では対応できない可能性はある。それでも、権利化しておいてメーカーを動かすとか、消費社により良い商品を提供するという視点である。(新規な商品を販売したことがある、矛盾する命題は、なぜ特許や物づくりにこだわるのか、雨水分流構造と貯水システム(数名で特許出願済み)、どこでも冷蔵庫の発想、ベンチャービジネス展示会で感じたこと、家を建ててみたけれど、等参照というものの投稿してあるものとしていないものがある。)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿