9/10日号の文芸春秋に、済陽高穂さんの「ガン予防の栄養療法9ヶ条」が掲載されていた。
1塩分過剰
2動物たんぱく質、脂肪代謝障害
3エネルギー産出するクエン酸回路の障害
4血中活性酸素の過剰
の四点を挙げていた。
詳しいこと(その内容が9ヶ条になっている。)は週刊誌を読んでみていただきたい。
ここでは3、4のことについて、どちらかといえば3について書いておこうと思います。かなり前に、投稿済みにしてある(知恵比べの方かも知れません。)。
クエン酸回路と活性酸素の生成並びに分解のプロセス(その生命科学的アプローチ)。
酸素分子から活性酸素の生成と分解プロセス。
↓e ↓e ↓e ↓e
3O2→→O2(-)→→→→→H2O2→→→→→OH→ →H2O
↓(酸素)(一重項酸素) (過酸化水素)(ヒドロキシラジカル)(水)
↓ ↓→(金属イオン)→↑→ →↑
(光老化) ↓→ H+(金属イオン)→→→→↑
↑↑ ↑↑
スーパーオキシドデスムターゼ カタラーゼ
グルタチオンペルパオキシターゼ
eは還元系、ミトコンドリア発電所で生産されるアデノシン三リン酸が関与している。
↑↑は活性酸素の酵素系消去剤。
光老化とは特に紫外線(UVA,UVB)の影響で酸化反応を引き起こすことを意味している。
ここで言うところの金属イオンとは食品の中の坑酸化ミネラルのこと。(人の体の中ではイオン化された状態になっている。)(その意味で、人は電気及び電子で動いていると言える。代謝の過程でもこの電子的やり取りは頻繁に行われている。)
e還元系のアデノシン三リン酸(ATP)はクエン酸回路が円滑に回ることで確保されている。
「ATPの不足がガングリオーマ(神経節腫)の発生、増殖に関わっている。」と記載しています。
言い換えれば,ATP還元電子(e、上記の図式)が不足しているということになります。つまり、還元能力が低下することによる血中活性酸素の増加が引き金になると思います。
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