Aug,3,2022 Evening Take & Mt Mayon
8月3日のまにら新聞から econoTREND
大統領選集計作業で衛星通信業者が活躍
衛星ブロードバンドサービス業者ウィー・アー・IT・フィリピン(WIT)は、5月9日に実施された大統領選を含む統一選で、通常の通信手段が届かない地方の投票所での集計結果を都市部まで届ける高速無線通信プラットフォームを提供した。同社は僻地におけるスマートマティック製の自動投票読取機からの集計結果を即座に都市部に届けるため、国内の720カ所に静止衛星を使った小型地球局(VSAT)システムを59日間で構築し、投票結果のデータ移送に貢献したという。(2日・スター)
米銀個人向け事業買収手続きが完了
アボイティス財閥系のユニオンバンクは1日、米シティーグループの比における個人向け銀行事業資産の買収手続きを完了したと発表した。買収にかかった費用は約13億ドルで、当初計画の10億ドルを大きく上回った。6月末時点の比シティ銀の純資産は267億ペソで、ユニオンバンクは453億ペソの割増金を支払う。シティーはクレジットカード事業が強みで顧客数は約100万人。買収後のユニオンバンクのクレジットカード事業は国内トップ3に入るとみられている。完全経営統合は2023年半ばの予定。(2日・インクワイアラー)
メトロバンク純益上半期は33%増
拡大商銀大手メトロポリタン・バンク&トラスト(メトロバンク)は今年上半期(1~6月)の純益が156億ペソで前年同期比33%増加したと発表した。貸付が拡大し、金利・手数料収入が改善したのが要因。6月末時点の貸付残高は1兆3000億ペソで前年同月比9%増。特に法人・商業向け貸付が同12%増加したことに加え、クレジットカード貸付も同16%増加した。また、不良債権比率も1.9%と前年同期の2%からさらに改善、5月の市中銀行の平均不良債権比率3.9%と比べてもかなり少ない水準。(2日・インクワイアラー)
SМプライム純益が21%増
SМグループの不動産開発・モール運営部門持株会社SМプライムによると、今年上半期(1~6月)の連結純益が141億ペソで前年同期比21%増加し、連結総収入も463億ペソで同13%増加した。コロナ防疫規制緩和で客足が戻り、モール運営事業の総収入が206億ペソと前年同期比92%増加したことが純益増に貢献した。一方、住宅事業部門の総収入は182億ペソで前年同期比25%減少した。事務所ビルやホテル、会議場運営事業部門の総収入は45億ペソで同49%増加している。(2日・スター)
2022年8月3日のまにら新聞から econoTREND
8月3日のまにら新聞から
比が米中に対話呼びかけ 米下院議長訪台で緊張高まる
ペロシ米下院議長訪台で中国が対抗措置を警告し緊張高まる。比は対話呼びかけ
ペロシ米下院議長の台湾訪問に対し中国が「自制しなければ対抗措置を取る」と宣言していることを受け、比外務省のダザ報道官は2日、「不測の事態発生と緊張のエスカレートを避けるため、米中が確実にコミュニケーションを継続することが極めて重要だ」と指摘し、米中に対話を促した。
ペロシ米下院議長は、ハリス副大統領兼上院議長に継ぐ米国のナンバー3。米下院議長の訪台は、クリントン政権下だった1997年のキングリッチ議長以来25年ぶり。
7月28日に行われたバイデン米大統領・習近平中国国家主席の電話会談では、習国家首席が「火遊びすれば身を焦がす。ペロシ氏の訪台を押し通すなら『対抗措置』を取る」と明言。人民解放軍が台湾海峡にミサイルを発射する可能性も取り沙汰されている。
アジア歴訪中のペロシ議長は、マレーシアから台湾に移動する際、パンパンガ州クラーク空軍基地を経由するとの報道もあった。それについて比外務省は「否定も肯定もしない」と回答。その後、「米国側からクラーク基地使用の要請はなかった」との公式見解を出した。
6日にはブリンケン米国務長官が訪比し、マルコス大統領と面会する予定。東南アジア諸国や日韓台との関係を強化し、中国の覇権に対抗姿勢を強める米国側は「台湾有事」の際の比の協力も含め協議を行うとみられる。(竹下友章)
きょうのニュース
「被災者の困難が軽減できれば」 日本の緊急援助物資贈呈式
ルソン北部地震被災者への日本の緊急援助物資がマニラ空港に到着し贈呈式
中国主席が哀悼の意 ルソン島北部地震
中国の習近平国家主席がルソン北部地震による死者の遺族らに対し哀悼の意
フィリピン語の「知性化」を 国語月間で大統領が呼び掛け
大統領がフィリピン語の「知性化」提唱。平行して進める教育の英語化に疑問の声
「国の災害対応能力を強化」 国家奉仕訓練の義務化求め
大統領は国家奉仕訓練プログラムの高校過程への義務化復活が果たす役割を強調
下院が安倍氏追悼決議採択
下院議長、大統領長男らが呼びかけ人となり、下院で安倍元首相への追悼決議採択
大衆紙の話題
ラック突っ込み8人死亡
バタンガス州ナスグブ市内で1日午前4時45分ごろ、砂を積んでいた大型トラックが果物売りが出していた露店に突っ込み、その勢いで今度は対向車線にはみ出し、向かってきたオートバイと乗用車に衝突、赤ん坊やその一家を含む8人が死亡した。警察署によると、トラックを運転していたブライアン・コンスタンティノ容疑者(28)は、国道で他の車を追い越した際にブレーキが効かなくなった。犠牲者らは事故の衝撃で即死したという。犠牲者らの遺体はいずれも救助隊と警察署によって現場から回収された。 (2日・テンポ)
2022年8月3日のまにら新聞から