8月8日のまにら新聞から econoTREND
サンミゲル上半期純益が33%減 総収入は73%増の7114億ペソ
複合企業大手サンミゲルは1~6月期決算報告で連結総収入が7114億ペソと前年同期比73%増まで拡大したものの、連結純益は198億ペソと同33%減少したことを明らかにした。連結純益の縮小はペソ安進行と税制改革法第2弾「CREATE法」施行の影響によるもので、この2要因がなければ、純益は前年同期比24%増の325億ペソまで拡大していたという。傘下のサンミゲル・フード&ビバレッジの連結総収入が1720億ペソと前年同期比17%増加したほか、石油元売り最大手のペトロンも原油価格高騰により総収入が3985億ペソと同129%拡大した。一方、発電子会社のSМCグローバルパワーは純売上が1026億ペソと同70%増まで拡大したものの損益が18億ペソの損失に沈んだ。(6日・スター)
アヤラランド純益34%増 1~6月期に81億ペソ
不動産開発大手アヤラランドは今年上半期の連結純益が81億ペソと前年同期比34%増加したと報告。総収入は535億ペソで同9%増加した。同社が開発するアルカサウスやヌバリ、ベルモサの高級住宅・商業地開発事業における商業用地の売上が53億ペソと前年同期比166%増加したほか、モール運営事業収入も69億ペソと倍増した。また、ホテル・リゾート運営事業収入も23億ペソと同91%増まで拡大した。一方、事務所スペースの売上が同28%減少したほか、住宅販売収入も9%減少した。(5日・インクワイアラー)
ICTSI純益が50%増 1~6月の総収入も20%増
世界的な貨物港取扱業者である比企業インターナショナル・コンテナターミナル・サービシーズ(ICTSI)は1~6月期の連結総収入が10億6000万ドルと前年同期比20%増加したほか、連結純益も2億9450万ドルと同50%増加し、増収増益だったと明らかにした。総貨物取扱量も575万2582TELs(20フィートコンテナ台数)と同5%増加した。新規ターミナル港での取り扱い業務の開始や契約更新による収益増などが反映した。(7日・マニラタイムズ)
前政権最終月の債務が2.4%増 6月の政府債務12.79兆ペソに
財務省理財局によると、ドゥテルテ前大統領が退任した6月末時点の政府債務は12兆7900億ペソと前月5月から2960億ペソ(2.4%)拡大した。国債発行をさらに実施したため。同局によると、政府債務の内訳は国内債務が8兆7700億ペソと前月比1.2%増加し、全体の68.5%を占めている。一方、対外債務も4兆200億ペソと前月比で5.1%増加(1944億ペソ)しているが、そのうち1869億ペソ分はペソ安による増加分。(6日・インクワイアラー)
2022年8月8日のまにら新聞から econoTREND