祭ジャック・京都祇園祭

『祭ジャック・京都祇園祭』読破w
十津川警部シリーズです。
送られてきた挑戦状に十津川警部は受けて立ち、京都に行く。
爆弾探しや、女装をさせたり、警部の妻を人質にしたりと犯人はやりたい放題であった。
京都祇園祭とともに始まった事件だが、日本の伝統を盾に脅迫されると、条件を呑まざるをえなくなってしまうのは大和魂といえるのだろうかと思った。

若狭・城崎殺人ルート

『若狭・城崎殺人ルート』読破w
十津川警部シリーズの長編トラベルミステリーです。
次々に起こるプラスチック爆弾による爆破事件。
犯人は、犯行の前に女と関係を持つというジンクスがあるとよみ、東京のバーのママを監視する。
そして、元自衛隊の爆破処理のプロだった男ではないかという線が浮かび上がった。
犯人と警部のカーチェイスが行われ、赤信号を渡った犯人の車はトラックにぶつかり停止する。

十津川警部「目撃」

『十津川警部「目撃」』読破w
十津川警部シリーズの書き下ろしトラベルミステリーです。
ある会社の社長にとりいっていた５人組が次々と殺されていく。
警部は、なにかきっかけの事件があったのではと考えた。
そして、殺人事件の現場を目撃してしまった五人に口止め料を払った社長だが、さらに無理な要求をして脅迫してきた五人を殺しているのではないかと推理する。
口止め料なんかをもらい事件を黙秘していると共犯らしいが、共犯になってしまうのならさらなる要求をするのが人なのだろうかと思った。
しかし、少ない情報から真相に近い推理をしてしまう十津川警部に感動した。
僕も、西村先生の本を読んで推理力を高めたい。

日本列島殺意の旅

『日本列島殺意の旅』読破w
十津川警部シリーズの短篇集です。
「十津川警部の休暇」という作品では、人懐っこい猫の死体からアーモンドの匂いがするということから青酸カリで死んだと分かり。
そこから、殺人事件に関係があるのではと推理した。
警部だからそういう方向に考えがいくのだろうが、鋭い思考力に驚いた。
アーモンドの匂いの死体を見つけたら青酸カリによる死因だと覚えておこう。
この知識が役に立たないことを祈るが。

五能線誘拐ルート

『五能線誘拐ルート』読破w
十津川警部シリーズです。
誘拐事件が起こるが、身代金を払って解放されたと思われる被害者達は、なぜか誘拐の事実を否定する。
犯人達は映画好きで、誘拐のシナリオを完璧に書き、実行していた。
犯人達は、自主制作映画の資金が欲しいがために、誘拐をし身代金を請求していたのだ。
映画を作りたいという真っすぐな気持ちから犯罪に走ってしまった。
殺人はしていないが。
宝石だとか豪邸だとか無駄に金を使っている人にではなく、こういう真っすぐな人たちに、金は行き渡ってほしいと思いました。
自分は、一途な性格なのかなと思っています。
しかし、同じゲームをずっとやっているとか、好きな歌手の曲を何年もひたすら聴いてるとかぐらいで、将来に結び付くような大きなことにハマったことがありません。
犯罪を侵してまでそれを成し遂げようとする事があるということが、羨ましいです。