『「スーパー隠岐」殺人特急』読破w
十津川警部シリーズの長編トラベルミステリーです。
70歳前後の老夫婦の失踪、自殺が四件も起こった。
そのうちの三組の老夫婦は絵馬や手紙に名前を書き「約束を守ります」と記してから心中している。
この奇妙な事件に十津川警部は捜査を始める。
二つの世界の会では、依頼人の替わりに、あの世に行って、依頼人の伝言を、亡くなった人に伝えてくる。という人物を紹介するビジネスをしていた。
そして、あの世に行くのは心中を決意している老夫婦が選ばれていた。
気持ちを紛らわすためにこういうシステムがあると、人は少し救われるのかもしれない。
あの世があるのかも分からないし、例えあの世があったとしてもその特定の人にあえ、伝言をすることができるかも分からない。
ただの現実逃避でしかないと思う。
僕は、尾崎豊を好きなんですが、もし、あの世があったなら、いつか向こうで尾崎豊とお話をしてみたいです。
『十津川警部 湖北の幻想』読破w
時代小説家の広沢は柴田勝家が、豊臣秀吉に勝っていたらというシチュエーションで小説を書き出した。
しかし、その内容には殺人計画が隠されていた。
その原稿を通して実行犯に指令を出していたのだ。
小説の中の人物がさらに小説を書いていて、二重で小説を書いている西村先生はすごいと思った。
はじめ読んでるうちは、時代小説がずらずらとあってなかなか事件が進展しないなと思っていた。
だが、この時代小説の中に秘密が隠されていたとは奥が深いです。
少し前まで大河ドラマの功名が辻をみていたねで時代小説の内容もなかなか興味津々でしたがね。
余談ですが、作品のなかの事件が起きたのが5月末で、これを読んだ日も5月28日でした。