北康利氏による白洲次郎を読んだ。自分の哲学、プリンシプルを明確に持ち、それを貫く姿勢、激しいまでに闘う姿勢、そして、決して表舞台に出ることなく黒子となって戦後の日本を体を張って守ろうとした次郎の姿に感動するとともに、戦後の日本を、GHQの横暴から、また米国以外の脅威から、守ったのは、本当は次郎の陰の努力によるものであることを実感した。彼の前には政界も官界も財界もかたなしではないか。自分も彼のような生き様の一端でも学び、実行できればと思うばかりである。
サックスレッスン52回目。レッスンに先立ってまた昨日はカラオケで、きょうの午前中はN公園で2冊目のテキストのアルペジオなどの基礎練習をした。レッスンでは、”Softly, As In A Morning Sunrise"を使ってジャズを練習することになったが、まずその楽譜の移調の仕方を教わった。ピアノ用の楽譜からアルトサックス用に移調するときは、まずピアノ用の楽譜に#を3個足す。例えば、フラット3個の曲であれば#3個で帳消し、フラット2個の曲であれば足して#1個、シャープ1個の曲であれば#4個という具合。また、音符は短3度下げる(半音3個下げる、ピアノの鍵盤を思い浮かべるとわかりやすい)。コードも同様に短3度下げる。A♭であればF、CであればA、E♭であればCというように。コードの属性はそのままで可。いままでどうしていいのかわからなかったが、やっと方法がわかった。何故これでうまくいくのかというところまでは理解していないが・・・。極めて数学的で規則的なので驚いた。また一つ賢くなった感じ。