2007年5月8日 Reading & Essay【11】不毛地帯

2007-05-08 21:32:48 | reading & essay
山崎豊子の不毛地帯を読了した。瀬島龍三をモデルとしたとされる主人公壱岐正は、シベリアで11年もの長期にわたって過酷な状況の中で抑留された後、帰国して近畿商事に迎えられ、戦闘機、自動車、石油などをめぐり商社間の熾烈な戦いを生き抜いていくが、大本営参謀としての責任と戦争のために命を奪われていった仲間への思いが消えることはなかった。戦争の残した傷跡の深さをあらためて感じさせた。

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