2006年7月16日 Reading & Essay【6】「男の作法」

2006-07-16 07:20:40 | reading & essay
池波正太郎の「男の作法」を読む。全編を通じて感じさせるのは、現代では忘れられかけてしまった粋の文化。人間は死ぬものであるという、その有限の運命を意識することが大事であると言っているが、まさにそのとおりだと思う。これによって生き様は変わってくる。仕事への取り組み方も、時間の使い方も、家族や他人への接し方も、何もかも、すべて変わってくる。この本は、そのほかにも、自分の気づかなかった日常のくらしにおける粋な常識を盛りだくさん教えてくれる。世に出されてからもう何年も経っており、もっと早くめぐりあっていればと思う一冊である。

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