回答遅くなり大変申し訳ありません。
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よく電波基地局を辿って半径2キロ地点の範囲で探る。という話を聞きますが、この捜査方法で実際にヤミ金やオレオレ詐欺が逮捕された事例はあるのでしょうか? ヤミ金やオレオレ詐欺にあった事はありませんが、以前から気になっていました。
私個人的な意見(多々、他の人からも聴いた情報も含まれています。)です。皆が下記の様な捜査をしているとは言い切れませんのでご了承の程お願いします。
ヤミ金捜査に関して言わせて頂くと。
GPSや基地局等は、あまり捜査で使用しないかと思われます。
というのも、闇金は、闇金が保有している他人通帳への振り込みで大半が集金をしている状況。
まぁー、当日集金の客がおって、当日2万円貸してくれという客等がいた場合はわざわざ自己の保有している他人名義の通帳を使用せず、当日2万円貸してくれという客に対して、当日集金のある客にその当日貸してくれという客の口座を教えて振り込ませるという方法もありますが、結局金利の集金が上回らな業務自体成り立たないので、結局は、闇金が保有している他人名義の通帳を教えざるおえない状況となります。
上記のような方法で、当日貸してくれという客に集金の金を直接入金させる方法を、闇金業界では、「客振り」といいます。
これがまた、やっかいな事に後々なりかねません。
というのも、当日、金利支払いのお客が、後日警察等へ相談に行った場合、警察へ相談した人は、振込先の口座を闇金口座と思い警察へ相談すると、警察もその口座を凍結してしまいます。
そしたら、借りたお客の口座が凍結となり、下手すれば、そのお客がもっているすべての銀行郵貯などの口座が凍結され、新たに口座も開設できない状況となる場合も多々あります。
そしたら、給与振り込みもできなくなり、生活自体が脅かされるということにもなりかねません。
そういう方々を、現実に当職は見てきております。
話がそれましたが、結局、闇金業者は、金を銀行から引き出す必要性があります。
その役割を果たすのが「出し子」です。
これは、簡単にいうと、銀行から出金する役割の人間です。
いつどこで出金されているのかは、警察も銀行に問い合わせておけば把握済みです。
いつも場所を変えて出勤していても大体範囲をつかむことは可能です。
大体2,3か所目星をつけて、張り込みをし、出し子を特定します。出し子を検挙しても、単なるアルバイトで闇金自体の正体を知らない場合もあるから意味がない。
今度は、闇金業者は、出し子から金を受け取る必要性がでてきます。
警察は、出し子にばれないように、出し子の後をつけまわして、闇金業者と接触する機会を待ちます。
それで終わりかどうかは、捜査関係者が判断するでしょうが、今度は、その接触した闇金業者の後をつけ回して、闇金業者等の事務所を特定するまでやるところもあるでしょう。
まぁー結局、GPSで事務所を特定できても、それなりの証拠等いろいろ必要になってきますので、GPSでの捜査は単に捜査する前提での捜査材料にすぎない行為でしょう。
やはり、尾行して、尾行してというのが、基本でしょう。
やはり、GPS捜査が力を出すのは緊急性のある、誘拐・殺人等でしょう。
結局は、警察を本気にさせるかどうかでしょう。
誘拐・殺人等では、すぐに警察も動かざるおえないし、裁判所も令状を緊急的に出すでしょう。
警察が本気になれば、まぁーほとんどの業者はパクられてしまうでしょう。
以前の最高裁判例は、窃盗事件であり、容疑者の車にGPS機器をつけたということのようで問題になっていましたが、携帯のGPSを調査するという具合ではないようなので、この最高裁判決が、携帯のGPS捜査に該当するか否かはわかりませんが。
まぁーとにもかくも、上記は私個人的意見として踏まえてお読みになってください。