Happiness is …

日々の暮らしで見つけた小さなシアワセ

空中ブランコ

2009-03-21 06:35:30 | 

先日、友人に「まほろ駅前多田便利軒」を薦め、早速読み始めた彼から

「行天が『空中ブランコ』の伊良部先生の雰囲気に似てる感じ」と聞き、読んでみました。

    



風貌は全く違うけど確かに似てます。

ひょうひょうとして、周りのことなど一切おかまいなし。

気に障ることも多いけど憎めない。

勝手ばかりやってるのに何故かホッとさせられる。



そんな人現実にはいるわけないし、決してカッコよく描かれている訳でもないのに

会ってみたいなぁ…


それにしてもこの表紙、チョッピリ恐ろしくないですか?

それだけに頭から離れない。読んでしまうと特に。




さて、今日は娘の卒業式です。

撮影班で出かけま~す!


読む寝る読む

2009-03-18 11:18:59 | 

昨日は花粉に負けて早々に必要最低限のことだけを済ませて読書。

といっても薬のせいで読んではウツラウツラの繰り返し。

 

    

あさのあつこさんの映画化もされた「バッテリー」のその後編の「ラスト・イニング」

「バッテリー」ではちょっと異質だった人物に焦点を当てて書かれています。

しばらくぶりのこの世界に最初は入り込めずにいましたが 読み進むうちに

私の想像の中の懐かしい風景がよみがえって来ました。

この小説のおかげでクタンとした1日が少しメリハリのついた日になりました。



まほろ駅前多田便利軒

2009-03-14 21:55:33 | 

先日、職場のボスから薦められて読みました。

いろいろと食い違うところもありますが、読書傾向はかなり似通っていて今までにも

たくさんの本を教えてくださっています。




     

ちょっと不思議な世界。

登場人物のほとんど全てが勘で動いているような…

それはある種動物的なようでもあり、ものすごく研ぎすまされた精神の成せる技のようでもあり

現代の都会で生活する人が忘れているものかもしれない?

最近、老眼で読むスピードがめっきり遅くなりましたが、これは一気に!読んでしまいました。



三浦しをんさんの他の作品も読んでみましょ!と思ったのです。



CHANEL

2009-01-11 09:17:20 | 

年末からボチボチ読んでいたこの本を昨日は一気に読みました。

シャネルの洋服もバッグも縁がなく 全く知らなかったのですが

とても誇り高く、強い意志を持った女性。

体の動きを邪魔しない、体に沿った洋服。

当時コルセットをしていた女性たちを変えたなんて!

彼女の生い立ち、彼女が洋服に求めていたものを知ってみると 

ちょっとシャネルのイメージが変わりました。

…といっても一生着るチャンスはないでしょうが(笑)






読んでいるうちにアラっ!?

カンボン通り…

どこかで聞いたことある…

もう7年も前になるかしら、パリで泊まったホテルがあった通りの名前。

そういえば隣は改装中でシャネルだったなぁと思い出しました。

小さな通りでどうしてこんなところに?と思ったのでしたっけ。

ずっとあそこにあったんですね。

ネットで今の写真を見たら歩道がずいぶん整備されてスッキリしてました。

あぁ、またフランスへ行きたいです。



偶然にも夫が年末に録画した番組を見ています。

フランスにあるマティス、シャガール、ジャン・コクトー、コルビュジェの礼拝堂…

何かに囚われていたら何も生まれてこないんですね。





人生の風

2008-09-20 23:46:55 | 

女優の加賀まりこさんのエッセイを読みました。

昔からカッコイイなぁ~と思っていた女性。

実はズ~~~っと前にある会でちょっとだけ同席させていただいたことがあるのですが…



このエッセイを読んで、かっこいいのはやっぱり生き方がカッコいいからだ!と納得。



本を読んでこんなこと初めてなのですが 気づいたら文中の好きな言葉を抜き書きしていました。

 人生の“風”は自分で起こす

 いざとなったら私がアルジ

 不良のほうが親孝行するよ

 毒舌とはテレることを知った人種のみが持つ会話

 自尊心の半分は冷蔵庫に寝かせて外に出る

 何が「普通」だ。普通にこだわってると小さくまとまるから気をつけろ

 おてんと様はお見通しだ

加賀さん自身の言葉であったり、彼女が好きな言葉だったり…



こんな潔い言葉を眺めているとつまらないことに迷うことの多い私の背中にバシン!

と気合を入れられたような気がします。