そんな存在がいる。
会社の近くの飲食店の駐車場で見かけてた犬。
その駐車場に店のゴミ捨て場もあるものだからそこを漁って生活していた、犬。
野良猫も一緒にいたりカラスも一緒にいたりして、ある意味そこは飼い主がいない子達が
食いつないでる食卓みたいな感じだったのね。
その犬を見るようになって、1年半くらい経ったかもしれない。
茶色い垂れ耳の中型の犬。
時々見かけてかわいそうだと思う気持ちと、でもどうにもしてあげられないそんな葛藤をいつもしていた。
店の裏手の駐車場とはいえ、意外と通行量は多い場所。
いつか車に轢かれちゃうかも…と心配もあった。
案の定、いつの頃からかその犬は後ろの片足をあげて歩いているようになった。
ケガしちゃったんだな…
でもその子はそれからも時々見かけていた。動物は強いな。
お店も追いかけまわしたり、捕まえようと躍起になってる風には見受けられなかったので、
私は何もできないけど、飼い主がいないなりに、何となくそこでずっと暮らしていければいいかなって思ってた。
その犬は幸福ではないんだろうけど、私に何も出来ない以上どうしていいかわからなかった。
そういう日々。
先週木曜日。
私はお昼の休憩時に会社を出て郵便局に行った。
その時にその犬は駐車場に座っていた。
「ケガしてても座るときはちゃんと座れてるように見えるな」そんなことを思って通り過ぎた。
郵便局からの帰り、犬はいなかった。
もともと見かけたり、見かけなかったりしてたけど、その日はそこにいなくて気になった。
「いつか」その日が来るかもとは思っていた。
そして「その日」はやってきた。
今日、最近の日課になってる保健所収容の子たちを見てた。
会社の近くの住所があった。
「へぇ、この辺で捕まった子がいるのか…」
写真を見た。
心臓が止まった。
「あの子だ…」
混乱して涙が出そうになる。
どうしようどうしようって。
どうしていいかそれでもまだわからない。
ただ。
彼はある意味では幸い。
だって収容は熊本市だったから。。
ここから4、500m移動してたら熊本市を出る。
そしたら県の収容になる。
そしたら飼い主のお迎えがない子や、新しい飼い主さんが名乗り出てくれなかったら殺処分だ。
熊本市は殺処分0を目指しているから、すぐに処分されることはないと思う。
ただ、殺処分0を目指してはいるけど、溢れ返ってしまえば処分もやむを得ない。
だから絶対の大丈夫、ではない。
自分ではどうしようもないくせに、他力本願で願うばかりなのはどうかと思う。
けど、願わくばずっと一人で生きてきて足を怪我してもなお頑張ってきた彼に優しい飼い主さんが出来て欲しいと、
ピンチがチャンスになればいいと、願ってる。
どうか、誰かに救われますように。
何もしてあげられなくてごめんなさい。
http://doubutsuaigo.hinokuni-net.jp/dogscats/dogsdetail.php?ymd=20140130
拡大してみると足は泥だらけなんだね。
周りの田んぼをウロウロしてたからだね。
どうかどうか、命が繋がりますように…。
にほんブログ村
会社の近くの飲食店の駐車場で見かけてた犬。
その駐車場に店のゴミ捨て場もあるものだからそこを漁って生活していた、犬。
野良猫も一緒にいたりカラスも一緒にいたりして、ある意味そこは飼い主がいない子達が
食いつないでる食卓みたいな感じだったのね。
その犬を見るようになって、1年半くらい経ったかもしれない。
茶色い垂れ耳の中型の犬。
時々見かけてかわいそうだと思う気持ちと、でもどうにもしてあげられないそんな葛藤をいつもしていた。
店の裏手の駐車場とはいえ、意外と通行量は多い場所。
いつか車に轢かれちゃうかも…と心配もあった。
案の定、いつの頃からかその犬は後ろの片足をあげて歩いているようになった。
ケガしちゃったんだな…
でもその子はそれからも時々見かけていた。動物は強いな。
お店も追いかけまわしたり、捕まえようと躍起になってる風には見受けられなかったので、
私は何もできないけど、飼い主がいないなりに、何となくそこでずっと暮らしていければいいかなって思ってた。
その犬は幸福ではないんだろうけど、私に何も出来ない以上どうしていいかわからなかった。
そういう日々。
先週木曜日。
私はお昼の休憩時に会社を出て郵便局に行った。
その時にその犬は駐車場に座っていた。
「ケガしてても座るときはちゃんと座れてるように見えるな」そんなことを思って通り過ぎた。
郵便局からの帰り、犬はいなかった。
もともと見かけたり、見かけなかったりしてたけど、その日はそこにいなくて気になった。
「いつか」その日が来るかもとは思っていた。
そして「その日」はやってきた。
今日、最近の日課になってる保健所収容の子たちを見てた。
会社の近くの住所があった。
「へぇ、この辺で捕まった子がいるのか…」
写真を見た。
心臓が止まった。
「あの子だ…」
混乱して涙が出そうになる。
どうしようどうしようって。
どうしていいかそれでもまだわからない。
ただ。
彼はある意味では幸い。
だって収容は熊本市だったから。。
ここから4、500m移動してたら熊本市を出る。
そしたら県の収容になる。
そしたら飼い主のお迎えがない子や、新しい飼い主さんが名乗り出てくれなかったら殺処分だ。
熊本市は殺処分0を目指しているから、すぐに処分されることはないと思う。
ただ、殺処分0を目指してはいるけど、溢れ返ってしまえば処分もやむを得ない。
だから絶対の大丈夫、ではない。
自分ではどうしようもないくせに、他力本願で願うばかりなのはどうかと思う。
けど、願わくばずっと一人で生きてきて足を怪我してもなお頑張ってきた彼に優しい飼い主さんが出来て欲しいと、
ピンチがチャンスになればいいと、願ってる。
どうか、誰かに救われますように。
何もしてあげられなくてごめんなさい。
http://doubutsuaigo.hinokuni-net.jp/dogscats/dogsdetail.php?ymd=20140130
拡大してみると足は泥だらけなんだね。
周りの田んぼをウロウロしてたからだね。
どうかどうか、命が繋がりますように…。
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