しかし、こはもそろそろ高齢。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/95/e188133b81e59f3a50199af280df536e.jpg?1551874677)
今日はボクの8歳の誕生日だよ♪
去年11月、食生活ではこれ以上改善も見込めなさそうだし「お薬を始めてみましょう」となりました。
効果としては腎臓周りの(?)血液の流れをよくすることで、腎臓にかかる負担を減らすというもの。お薬は1日に1回だけシロップタイプで、問題なく喜んで飲みます。(マリーも欲しがりますが、これはダメ)
それを始めて1週間くらい経った頃からちょっと変化が起こりました。飲水量が増えたんです。
今までは一日200~250mlくらいだったのに、毎日300ml前後減るようになって。
それが薬の作用(あるいは副作用)なのか好転反応とかいうもので一時的なものなのかわかりませんでしたが、とりあえず次の通院までは様子見で。
年が明け、今年の3/2。3ヶ月ぶりに検査です。
マリーは今年10歳になりますが、相変わらず盲腸小さい以外は問題なし。
琥珀は…お薬つづけた効果を期待しましたが、結論から言うと数値には一切の変化ナシ!(良くも悪くも)
ただ…奇妙な話なのですが、11月にはその影すら見えなかったのに、今回のX線で、腎臓に石が…しかも、3ヶ月で!?っていうほどの大きさ。
本来、ここからの一般的な流れとしては
・まずは尿検査(尿を採って持っていく)
・薬で溶けるタイプの石(ストラバイト)なら薬投与
・そうじゃない(シュウ酸Ca)なら困ったね
ただシュウ酸Caタイプの石でも論理的には本人の体質を変えることで溶かすことは可能。
・多分今は、体がアルカリ性になっている
・それを酸性にしてやると、体内で自然に溶ける
・それには丸一日程度の絶食が必要
多分、ここまで読んで、犬猫ちゃんの飼い主さんは「なーんだ、そんなことでいいのか!」って思ったことでしょうが、ある程度うさぎの知識がある飼い主さんは「え…」ってなりましたよね。
そうです、うさぎは丸一日の絶食なんてさせたら死んでしまう可能性があります。
正確には、絶食することで盲腸内の微生物が死んでしまうことで、その後うまく消化できなくなり下痢につながり弱っていく…ということだそうです。
はい、なので手が打てそうで打てないOMG!な感じ。
ちなみにこのまま放っておくと、石が肥大し腎臓から尿管につながる部分を塞ぐ恐れがあり、
すると腎臓が3倍くらいに腫れあがる(水腎症)←具合も悪くなる
それが進行すると今度は萎む(=腎臓の死)
命には関わらないかもしれないが、腎臓が片方しかなくなる、ということ。
確かに片方あれば、生きてはいけるんです
が…
ちょうどこの受診日の前日、猫ちゃんですが新患で連れて来られた子が片方の腎臓が(ずっと以前に)死んでいて、もう片方で生きていたようだけど、結局そちらも悪くなりもう末期の状態だそう、入院しているけれど、見込みは低い…
そんな子を目の当たりにしてしまったので、こはの場合はやはりまだ腎臓の機能が残っているうちに石を取って、腎臓2つとも生かすことを考えた方がいいんじゃないか、と今思った。
とのことで確かにこんなに急激に腎臓内で大きくなるこはの体質を考えれば、ひとつの腎臓がなくても「あと1つあるから大丈夫!」とは言い切れないわけですもんね…
ただ、先生によると最近のうさぎの獣医療のシーンでは腎臓を開いて石を出すオペってほとんど行われていないそうです(「なんでかな?」って先生も疑問っていう)
でも、学生時代の勉強の中では当たり前にやっていたことなので難しいわけでも、珍しいことでもないはず。だから出来なくはないんだけど―と、もごもご。
先生のウデは信用していますし(なんてったって、マリーの虫垂にあった異物除去っていう難しいオペを成功させてくれました)、最悪、万が一上手くいかなかったとしても放っておいたらどっちみちダメになる腎臓ですし、遅かれ早かれの早い方になってしまったというだけのことで、(麻酔のリスクはともかく)命にかかわるオペではないし、腎臓のもう一つが残ることにも変わりはない。
ならば、一分でも若いうちにやった方がいいな、と思いました。
取りあえず、近いうちに採尿を提出し結果を見て方針を決定したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d6/f75065a4a8eaaf1916560360410402fe.jpg?1551875318)
こはがセリから食べ始めたのに対し…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5d/2f21aa4aff620ff2cfc0eb77b5c59698.jpg?1551875352)
マリーも同じくセリから食べる
リンゴやイチゴからじゃないのねぇ
おまけ:
これは診察の後に、あくまで雑談で先生とお話したのですが「絶食できれば石は溶かせる」のこと。
うさぎは絶食させてはならない、なんてことになってきたのはそう古くからの話ではない。昔はそういうこともしていたことを考えると、できないことではないかもしれない。と。
まぁ、確かにマリーもうっ滞で1日くらい食べれないことあったと思うけど、腸内細菌が死んで下痢っていう経験はないわけです。。。
「飼い主の責任で試してみる」っていうのはアリと、受け止めてその話を聞いてましたが…
うーん、どうしようかなぁ。
こはが盲腸糞を食べてるところを捕まえて、取り上げて冷凍してから絶食試してみる?とか妄想しましたが、おそらくしません。笑
私的備忘録:
①X線に写っている石は、中に核となっている何かがあり、それにCaなどが取りついているのだが、それはクッションやマットの繊維などではない
②なので、本来なら食餌中の何かと考えるべきだが、うちの子たちの食生活ではそれも考えにくく、同内容の食餌をしているマリーに異常はないことから、食生活の改善はそう意味をもたないだろうし、こはの体質であると考える方が自然(あくまでうちの場合は、ね)
③飲水量の増加は、薬を飲ませ始めたことに関係しないと思うが、尿濃度が下がることから多く飲んだ方がいいので気にしなくていい
あとこれは昨日書いた前編に書けば良かったんだけど…
先生が牧草のみの生活を勧めるのに対し、どうしてもそれだけの生活にしたくない理由の1つに「食欲のバロメーターとしてのペレット」があるからです。
ペレットをあげる一日2回のタイミングがあるから、今日も喜んで食べてるなとか、残してるなとかが可視化されるけど、これ牧草のみを延々与えてるとわかりにくいんじゃないかなと思うんですよね。
そしたら病気による食欲不振や、食べない他の理由(歯とか膿瘍とか)に気付きにくくて病院行くのが遅れそうと懸念するんです。
なのでわたしの場合はこの先もナチュラルファイバー(あるいは「チモシーのきわみ」でもいいかも?)をあげることはやめないと思います。