緑の常緑樹が赤い実をつけるのはなぜだろう。人間の眼には緑と赤は補色関係で、特に際立って眼に鮮やかな印象になります。小さなヤブコウジの実も赤色で、大きなクロガネモチの木も赤い実をつけるのです。その他にも赤い実をつけるものが幾つも思い浮かびます。庭木として人気のセンリョウやマンリョウも赤い実が魅力です。ナンテンの実も赤いです。そして、鳥たちがやって来てその実を食べているようです。鳥の目にも人間と同じように鮮やかに見えるのでしょうか。とすれば、植物は生存戦略として目立つ色で鳥たちを呼び寄せているのかもしれません。人間は食量とはしていない赤い木の実ですが、鑑賞するには魅力的で、栽培されている園芸品種も多いです。赤という色の魅力は何なのでしょう。紅葉を愛でる目的で行く紅葉狩りという文化も存在するのです。緑と赤の対比が魅力なのかもしれません。クリスマスカラーはその一例なのでしょうか。
30秒の心象風景29409・緑に赤~クロガネモチ~
https://youtu.be/vD0NQyY0-_A