逆さ富士といわれる湖面に映った富士山の絵を見たことがあります。それをヒントに、姫路城の天守を内堀の水面に映った「逆さ天守」として撮影を楽しみました。それ以降、水面に映る被写体をとらえた「だまし絵」のような映像を何度か撮影しています。風がなく水面が波立たないことが条件になる「水鏡」の映像です。それには、光の方向も重要な要素となります。今回はたまたま気づいた水面の風景です。浅い小さな池ですが、最近、周りの伸び過ぎていた木が伐採され、池の周りを覆い尽くしていた草も刈り取られて、本来の池の形が見えてきていたのです。寺院の境内らしい池の風情が蘇っています。その池を覗くと雲が流れる様子が見えたのです。空が映っていました。「水鏡」です。空に雲があることで気づいた風景です。
30秒の心象風景29461・空を映す~毘沙門堂~
https://youtu.be/g0RJM4ZAILk