山裾にそれほど広くはない境内をもつ毘沙門堂ですが、古刹らしい風格を感じさせるのは巨木に囲まれていることでしょう。本堂正面の参道脇にあるのはクスノキの巨木で、景観形成樹木として維持されています。そして、本堂脇には、背の高い針葉樹の大木が林立しているのです。その針葉樹の中に黄葉している樹木があります。一般的な日本の杉や檜ではないようです。この季節に黄葉するのはメタセコイアかと思われます。中国原産のスギ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギというようです。メタセコイアは、日本各地に植栽されて、並木として人気になっている場所もあります。毘沙門堂にもいつか植栽されたのでしょう。かなりの高木に育っています。
30秒の心象風景29498・黄葉した高木~毘沙門堂~
https://youtu.be/8ZNYFt7cBhY