ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

2022年の初雪

2022-12-22 | 暮らしの日記

岡山に引っ越してきてから初めての雪が降った。

12月17日の夜から翌朝にかけてのことだ。

朝起きると、庭は白くなっていた。

私たちが暮らす吉備中央町では積雪は年に数回程度と聞いていたので、

少し早い本格的な冬の到来に一日も早いリフォーム工事の完成を祈るばかりだ。

日中でも寒い日は-6℃にもなった。

とはいえ、以前暮らしていた隠岐と比べると風がきつくなく、日差しもあるため体感では

そこまで寒さを感じない。

しかし、夜は別。

皮膚を刺すような鋭い空気の冷たさがある。

家の北側に当たる裏庭あたりは、なかなか雪が解けない。

職場でもらってきたワインの古樽も寒そうだ。

家の近所にある道の駅では、水車からつららが下がっていた。

寒さばかりに気をとられてしまいがちな冬の一日だが、澄んだ空が見せる夕暮れの美しさもこの季節だけの味わいだ。

これまた近くにある古刹「妙本寺」の鐘楼。

朝晩と打ち鳴らされる鐘の音も、生活の中に馴染んできた。

 

否が応でも季節を感じられる暮らし。

自身の葡萄畑で暮らす時間が長くなれば、より一層見えてくるものが多いだろう。

芽吹く春を楽しみにしながら、いまは冬を味わっていきたい。

 

 

 

 


稲刈りの季節

2022-09-01 | 暮らしの日記

吉備中央町で稲刈りが始まりました。

毎日の送り迎えで、畑への道中で、目に見えて景色が変わっていきます。

都会に暮らしていたころにはまったく想像がつきませんでしたが、

水田が日常の景色の大半を占める田舎で暮らすようになってからは

田んぼの変化によって季節の移ろいを感じるようになりました。

 

 

以前暮らしていた島根県の隠岐諸島・海士町は、離島でありながら豊富な湧水に恵まれて

美味しいお米が獲れる半農半漁の島でした。

そして、この吉備中央町もふるさと納税で全国から注文があつまるコメの名産地。

 

海士町と比べると2週間から3週間くらい早い感じでしょうか。

この季節の田んぼの色は美しいですね。

(この日は曇っていますが・・・)

 

 

葡萄畑は雨除けがついていたりして田んぼと比べると遠目から見てわかる変化は少ないですが、

畑の中にいると小さな変化が目まぐるしくおこっています。

葡萄を育てている人にしか見えない世界をまずは自分自身が楽しみ、

その喜びをお伝えすることができればと思っています。

 

いよいよ収穫したブドウの醸造が始まります。

またご報告しますね。

 


野球やろうぜ

2022-07-26 | 暮らしの日記

小学三年生になる長男が野球を始めた。

それに伴って、私も三十数年ぶりにグローブを手に取っている。

このグローブは、私のキャッチボールの相手をしてくれていた父親の物だ。

こうして自分が息子とこのグローブでキャッチボールをすることになるとは思わなかった。

長男は二年生からバスケを習い始めていたが、引越し先にはチームが無くて悲しそうな顔をしてた。

新しい学校に行きだして数日たったころ、「友達から野球にさそわれたから練習に行ってみたい」と言ってきた。

はじめての練習の日、放課後のグラウンドへ息子を連れていくとその場で監督から「コーチ、一緒に練習やりましょう」と

言われて気がついたらコーチに就任してた。

それから平日は2回練習があり、ノックしたり走ったり。

土日は近所の公園に行ってキャッチボールの日々が始まった。

一つも野球チームを知らなかった息子の為に、プロ野球チップスを買ってみた。

なんと、100円に値上がりしてた!(カード2枚入りって・・・)

昔はカード1枚だけど30円だったよな。

当時広島東洋カープのファンだった私は小早川、衣笠、長内のカードを大切に持っていた記憶がある。

さらには、私の父と息子と親子3世代で横浜球場にいってきた。

息子が野球をやり始めたことで、いろんなことを思い出したり、いろんな新しい出会いがある。

長男が入る前のチームは3人しかメンバーがおらず、監督コーチの方が数が多いくらいだったけど

今では8人に増えた。

私は地域のスポーツ大会に誘ってもらい、飲み会の力も手伝って仲間ができた。

 

監督は「野球をやっとればいくつになっても仲間と遊べる」と言う。

かつて息子と同じように転校がきっかけでサッカーを辞め、野球チームに入った私は

野球やっててよかったなと思うようになった。

 

 

 

 


期日前投票

2022-07-15 | 暮らしの日記

そういえば、参院選2022は期日前投票をしてきました。

その時感じたモヤモヤを備忘録として。

 

モヤモヤの一つ目は、岡山に住んでいるのに島根に投票しなければならないこと。

 

私が期日前投票をした理由は、忙しいからではなくて「転居」でした。

引越しから3か月が経過していない場合、前の居住地での投票になるようです。

投票日から起算してではなく、選挙名簿を作る日から起算して3か月とのこと。

今回はその日が6月21日だったようで、3月28日に岡山県へ転居した私たちは、

元の居住地である島根県に投票することになりました。

このルールを把握してなかったのは自分のせいですが、岡山の候補者を調べていたので

肩透かしを食ったような。

そして島根の候補者を直前に調べなおすという。

しかも、合区。

なんとなく、興味が薄れました。

そして、選びたい候補者がいなかった・・・

 

モヤモヤ二つ目は、その手続きが煩雑かつ時間がかかったこと。

 

前の町役場に電話して請求用紙を郵送してもらい、届いた用紙に記入して郵送した後にまた投票用紙が郵送されてくる。

それを持って、現在の居住地の役場に行き、不在者投票をする。

たまたま前の居住地が離島だったこともあり、結構時間がかかり間に合うかドキドキしました。

 

そして3つ目。

感染症対策ということで、投票所で使用した鉛筆はお持ち帰りくださいと言われ持って帰ってきたけど

その鉛筆に「●●町選挙管理委員会」って金色の印字がしてあった。

配るものにそのコスト掛ける必要あったんだろうか。

他の場面で使いにくいし。

もしくは、筆記用具持参を奨めるとかでも良かったんじゃなかろうか。

 

残念ながら落選した乙武候補がポスター貼りのルールによってコストがかかりすぎることを主張していたけど

選挙をやりやすいものに変えていく余地は他にも結構ありそうと思いました。

 

以上、つぶやきでした。


MKDとの戦い2

2022-06-20 | 暮らしの日記

前回の記事から3週間も経ってしまいました。

光陰矢の如し、とはよく言ったものです。

どうやら世間では梅雨入りをしたそうですね。

梅雨と言えば、イワシですね。

漁協職員だったかつての自分であれば、いやいやイサキも旨い季節ですよなんて言ったかもしれません。

しかし、こと2022の私にとっては梅雨とはMKDとの戦いの季節なのです。

そう、MKDとは皆さんご存知のムカデのことです。

ちなみに、MKDでググってみると「拡張子」だったり「マケドニアの貨幣を表す記号」だったりは出てくるんですが、

誰もムカデのことをMKDとは呼んでいないみたいです。

さて、最初からムカデの話もアレなんで、最近の出来事をちょっと交えつつ行きたいと思います。

ブドウの苗を植えました。

といってもこの畑は「おかやま葡萄酒園」で活動する他のメンバーさんの畑です。

6月の初旬に岡山市のとある畑でブドウの苗の植え付けイベントが行われました。

この日は一般参加OKということで、県内外から、遠くは宮崎県や東京からも

参加者が来られていました。

ちょうど少し前に放送されたTV番組の影響か、50名にも及ぶ参加者であっという間に予定の

300本が植えられました。

この日のイベントの為に前日から3人で穴掘りをしていて、いっこうに作業が終わらないことを感じていたがために

多くの人がかかわってくれるということの力を改めて認識しました。

そしてこちらは自分の担当区画。

単管パイプとエスター線を設置し、苗の植え付けを待っていたらあっという間に

草ぼーぼーになりました。

ゆくゆくは大型の草刈機を導入するかもしれませんが、

作業量と生えている草の種類の確認のため、刈払機を持ち込んで汗を流しました。

写真は比較用のため、一部しか刈っていませんが全部綺麗に刈りました。

汗をかくと一番搾りの旨さが200%になりますね。

こちらは吉備中央町に暮らす方々の交流イベントで訪れた某邸。

古民家って夜は特に絵になるよなー。

この日は近くを流れる川でホタルを愛でつつ、持ち寄りの美味しいお食事をいただきました。

我が家からは妻の実家まで掘りに行ったジャガイモのポテトフライを。

車社会なので酒が飲めないのが残念。

 

さて、そろそろ温まってきた頃合いなのでMKDとの戦い続編をお届けします。

 

前回の記事投稿から3週間、あの晩のあと実はムカデの勢いが弱まった(?)んです。

2週間で2回くらいしか現れなかった。

そこで、対策が効いていると思い、いつしか飲みながらのパトロールも一晩に一回だけとかに

なっていました。

正直、気が緩んでいたんですね。

そしたらなんと!

梅雨入り後最初の週末は24時間で3回出たんですよ!

18日(土)の晩、寝る前にトイレに行ったらムカデに遭遇。

翌朝、19日(日)の朝にリビングでムカデに遭遇。

極めつけは同日の昼過ぎ、備中松山城に上ってくたびれた家族が畳で昼寝していたらまたしても

父(私)の耳元を這っているじゃないですか。

いままでは「ムカデは夜行性で~」に忠実な夜間のみ出勤されていたんですが、

もう昼夜問わずになりました。

 

昼寝の時は、ムカデが畳の上を歩く「あの音」を聞いた瞬間に起き上がり戦おうとした結果、

膝を机にしたたかにうちつけ、足の指は畳に擦れて火傷を負いました。

いつもMKDに気を配っているため、睡眠中に子供の手が少し体に触れただけで目が覚めるようになりました。

武士の如く、気が張っていて寝ている間もまったく休めません。

 

これだけでもかなりすごいと思うんですが、極めつけをお伝えしちゃいますね。

20日(月)、畑で草刈りをしていたらムカデが出たんですよ。

畑だったらまあいるよね、と思うでしょ?

どこから出たと思います?

私の着ていた服の袖から出てきたんですよ。

こんなことあります?

この日はいまや大人気のワー〇マンで買ったシャツを始めて着たんですが、

朝からなんかチクチクするなーと思ってたんです。

新品で、安物だからしょうがないなーって。

そしたら、最初は左腕。

そのあと、右の脛あたり。

はじめてハンマーナイフモアという大きな機械で草刈りをしていたので、

耳栓もしているし振動もすごいしでたいして気に留めていなかったんですね。

でもなんかもぞもぞするなーとは思ってました。

そして休憩中、右腕の肘あたりがもぞもぞするので何気なくボタンをはずして袖をまくってみたら

MKDが出てきましたw

幸い噛まれなかったのですが、なぜ自分の袖からMKDが出てくるのか不思議でしょうがなくて・・・

きっとずっと居たんでしょうね。

汗でムンムンじっとりの、大好きな環境だったんでしょうね。

 

ここまでくるともう笑えてきますよね。

読んだことないけど、「蟲師」っていう漫画のタイトルを思い出しました。

袖からムカデ出せたりするかなー?

 

というわけで、MKDとの戦いはまだ続きそうです。

 

追記:記事を読んだ妻から、19日の夜にも出たから24時間で4回だよと訂正が入りました。

もう多すぎて麻痺していますね。