この日はタンクの最終チェック。
一つ一つのタンクに水を入れて、漏れないかどうかのチェックをします。
ひとつのタンクがOKだったら、次のタンクへ。
ポンプで水を移動します。
ワインの醸造工程では重力による移動だけで、ポンプは使いません。
それから、すべてのタンクに蓋をして、チューブに空気を入れておいておき、漏れがないかどうかをチェックします。
いくつかの蓋に割れた部分があり、ここに当たってしまうとチューブに穴が開いてしまうのでヤスリがけをして修繕します。
お昼は近隣のヴィニュロン、バティスト・クザンさんのワインをいただきます。
夕方、仕事が終わって近隣の野菜直売所へ。ここはすべてローカルかつBIOの食材です。
根セロリもありました。
それから、近くのクラフトビール醸造所へ。
原料となる麦、ホップから建物まで自分たちで作っちゃうなんて素敵です。
週末だけビールが飲めるようになっており、オーガニックな生産者やアーティストたちが集まる場になっているとのこと。
来週以降に予定されている収穫では、お手伝いに来ていただいた方たちと一緒にランチが提供されるのですが、その場でこの生ビールが飲めるらしい。
実に自由、実に素敵でオープンマインドな人たちが集まっています。
ワイン生産者、食料品店をやっているひと、アーティスト、子供連れのファミリーからご高齢の方まで。
こんな場が自分の住むエリアにもできるといいな、と新しいビジョンが加わりました。
それから、チーズやお惣菜、蜂蜜などローカルな食材を扱うフードトラックが販売に来ていて、
ここの店主が収穫の時の料理を担当してくれることになっているとのこと。
またその時に日本の話きかせてねーと言ってくれたので、楽しみです。
そして帰宅し、買ってきたおいしい食材たちでカンパイ。
ビールの醸造所で出会ったワインの生産者さんの、シュナンブランをいただきます。
地域の人たちがつながっていて、影響し合い、生きている。
そんなリアルが目の前に広がっている最高の場所でした。
いやー、素敵なインスピレーションをたくさんいただきました。