ご遺体搬送の徒然日誌

日本全国を走り回る遺体搬送屋の徒然日誌!

福島県に行ってきました。

2011年05月06日 | 日記
おはようございます。
本日の神奈川は曇りです。昨日と同じくちょっと風が冷たいかな!

先日、深夜に福島県の病院までお迎えに行きました。
深夜という事もあり交通量は少なくて思ったほど時間がかからずに3時間ほどで到着です。

東北自動車道を走行していて、東京・・・ 埼玉・・・ 栃木・・・までは道路状態も快適で順調に走行をしていたのですが、福島県に近づくにつれて、あちこちで工事中です。道もデコボコしており速度を落さなければ車両が跳ねてしまう箇所もいくつかありました。
復旧した高速道路でさえそんな状態なので、地震直後の影響は甚大だったのだろうと改めて痛感しました。

そして、大型トラック等が多く走行していたのですが、そのほとんどが大きな機材です。
プレハブもいくつか見ました。そうです! 被災地へ行くトラックです。
その他、機動隊の警察車両も30台程見ました・・・

福島の病院に到着すると、真新しい大きな病院だったのですが、隣に工事中の古い病院があり私はてっきり「新しい病院が完成したから古い病棟は取り壊してるんだ・・・」と勝手に思ってしまいました。
後ほどご家族の方からお話を聞くと、震災で建物の一部が倒壊したとの事です。
すごくビックリしてしまいました。
深夜だったので良く分からなかったのですが、町の中でも倒壊した家が多数あったようです。

福島県は地震だけでなくさらに原発問題も抱えており、とても大変な地域だと感じました。
その原発が関東の為に電力を供給しているのですから、ちょっと複雑な気持ちになります。
私たちの生活は電気あって成り立っています。その生活の裏には福島県があって、初めて普段の何気ない生活がおくれていると思うと感謝の気持ちでいっぱいになります。
恥ずかしながら、私は関東の電気が福島県で作られているとは知りませんでした。
しかも、福島県は東北電力の管轄であの原発からは電力の供給はないとの事・・・
自分の無恥さが身にしみます。
今、私個人ができることと言えば限られてしまいますが、出来る事は小さなことからしていこうと思います。

話が少々逸れてしまいましたが、今回のお仕事で改めて震災の影響を思い知らされました。
一日も早い復旧を心からお祈り申し上げます。そして福島県の避難している皆様が一日も早く自宅へ戻る事が出来ることを願っております。

葬儀のはるかセレモニー

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