自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

草木染2日目

2007年09月02日 17時40分50秒 | セミナー・研修

昨夜は、東京の高校の同窓3人でいらした参加者を中心にゲストハウスで遅くまでフォークソング大会が続いたそうです。

さて、今日はいよいよ藍染に挑戦です。スタッフのまむが春から育てた自家製の藍を使いました。 実に時間をかけた「遊び」だなあ・・これぞスローライフプログラムの典型だな・・と藍を建てている様子を見て思いました。

    


朝食は今回は校舎の食堂で、朝8時から。メニューは、寿都湾のホッケ、豆腐の山かけ、もやしとホウレンソウとシメジの三食おひたし、サーモンマリネ、黒松内の春にとり置いた葉わさび、寿都湾のイクラの醤油づけに同じくシラスの佃煮、自然学校の畑のナス焼き、フノリとアゲの味噌汁とご飯でした。

その後、今日の工程について皆で打ち合わせをしまたが、建てた藍の量があるので、どの位の大きさの布を誰が何人が染色したいのか、ちょっと段取り調整に手間取りました。結局のところ、皆さん、スタッフを含めて予定する3つの染め方を経験することができましたのでよかったのですが・・。


   

生葉染は、藍を根元から10cm位で刈り取り、葉をちぎって水の中で揉みだして染め液をつくるシンプルなものです。絹が水色系に染まりました。たたき染めは、藍の葉に布を置き木槌などでたたいて形と色を定着させるやり方です。 

藍からの発色は、藍そのものの生育状態、温度、水、還元する石灰の量や質、醗酵促進のために加える自然の添加剤(お酒など・・)、染色する生地によって色合いが微妙に異なります。 しかし、その色合いは、人間の気持ちを優しくさせる視覚的効果があるような気がします。

自分自身で染色をやってみると、藍色の魅力が実感できます。

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午後からは、自然学校の畑で育てたビーツ、野原でとって来たセイダカアワダチソウを使ったに染め液を挑戦しましたが、ビーツは桃色に色づくものの定着できずに終わりました・・・

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二日間の大人の自然学校・・・「染物」は、秋の日を感じさせる野外で、心もほんのりと幸せ色に染まりました・・・・。




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