今日はオープンスクールが開かれ、黒松内の小学生10人が
自然学校に来てくれました。
炭は地球を救う!~炭のおもしろさを知ろう!炭を作ってみよう!~と題して、
クイズをしたり、炭を使ってご飯を炊くなど、
体験しながら炭を様々な角度から学びました。
米とぎ、薪割り、火付けなど、全部自分達の手でやってみました。
だんだんコツをつかんで上手にできるようになりました。
ご飯が上手に炊けました!
今日は暑いので、日陰に隠れて
まりこさんが作ってくれたカレーをかけて食べます。
みんなたくさんおかわりしたので、ご飯はあっという間になくなりました。
みんなとても楽しそうに過ごしてくれたようで良かったです。
(ふった)
ちょっと付け足しです。
ご飯を食べた後は、花炭を作りました。
「ところでさ、花炭とは何か知ってる?分かる人手上げて~!」
と、子どもたちに聞いたら、 きょとんとした顔。
簡単に紹介します。
その① 花や草を採取する。
その② それをアルミホイルに包む。
その③ カンカンに入れる(中にアルミホイルを敷き、天井に一か所穴を開けとく)。
その④ 炎で燃す。
その⑤ 白い煙が先に出てきて、青くなり、透明になる。
その⑥ あら不思議!? 炭になってるじゃないですか。
という工程を経ると、その辺りに生えている草花が真っ黒な炭になるのです。
薄っぺらい草の葉っぱも、上手にやればちゃんとなるんです。it's Majic!
それに、花炭という言葉ってなんだかいいですよね。
陰と陽。夜と昼。光りと闇。警察と泥棒(…これは違うか)。
背反したふたつの言葉がくっ付いている感じがしませんか。語彙、素晴らしいです(個人的感想)。
とまあ、そんな花炭を作ったのです。
自然学校には、原っぱのような校庭があります。裏に川も流れています。畑もあります。
オチャード、シロツメクサ、たんぽぽの綿毛、松ぼっくり、イタドリ、二十日大根…。
子どもたちは、気になった植物を採ってきて、くるくるとアルミホイルを巻いて
カンカンに詰めて封をする。
それから、また大好きな火起こし。
ご飯を炊くときはけっこう手間取ったけど、今度は二度目なのでお手のもの(吸収率早し)。
燃えた木々は、ぱちぱちとはぜて熱気を放ちます。
太陽はいよいよ容赦ない夏の日差しを落とします。
日陰はほとんど影を潜めてしまいました。
ということは………。
そう暑いのです。
まったくもって、暑っちいのです。
それなのに、合図の煙がカンカンから出てこない。
待つ。待つ。暑い。待つ。木をくべる。待つ。暑い。待つ。木をくべる。暑い。暑い…。
結局、予定より一時間ほど遅れてしまいました(ごめんなさい)。
が、なんとか花炭を作ることができてひと安心。やれやれです。
失敗しちゃったのも(けっこう)あったけど、たんぽぽの綿毛なんか繊細な形で炭になってました。
でも見とれていたら、風が吹いきて、ふわぁぁ~って飛んでいっちゃいました。
来年の春は、どこぞで黒い花を咲かせているかもしれませんね(そんな訳あるかい!)。
ふぅ~、それにしても本当に暑かった。
みんな炭みたいに真っ黒になって帰って行きました。
ちゃんちゃん。
(こん)