ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

池波正太郎

2018-03-28 19:18:57 | 歴史

池波正太郎の小説は食べるシーンが数多く出てきます。
それぞれの時代に合わせて実に美味しそうに描いてる。
池波正太郎の私生活でも食べることに非常に執着心を持っている。
美味しい食べ物に対して造詣が深い。
家庭の中で作者が面白く書いているのが食事の風景。
まず嫁、姑の問題を食べ方から取り組んでいるのが面白しろい。
「俺は自分一人で飯を食べる。
それはお前〔家内〕が作れ。
お前とあんた〔母〕が食べるものは、
あんたが作って、俺の飯がすんでから二人が食べるのだ」
池波正太郎が嫁姑の問題を食べることから解決しようと苦労していたみたい。
でもすごいですね一人で食べること自体が。
作家という居職ですから出かけない時は家に缶詰めになって頑張るので、
食べることに楽しみを見出すのでしょうね
剣客商売の中で登場してくる神社仏閣が殆ど実在しているのが凄いですね。
剣客商売の十番斬りの中に出てくる行慶寺は
私の母の実家の菩提寺で母が子供の頃境内でよく遊んだそうです。
戸越銀座の中ほどを右に曲がった所にあり
家光の時代に作られたお寺で今でも檀家さんが500人以上いるようです。

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