トルコが鍵を握るとされてきた「FIN/SWEのNATO加盟 」問題
北欧2国のNATO加盟、トルコ「問題ある国」と別個で評価も」:ロイター 2023年1月30日
トルコ大統領、フィンランドのみNATO加盟認める可能性 スウェーデンには反対か:bbc 2023年1月30日
トルコの立場を考えれば、微妙なことに気づくでしょう。
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- 露 :トルコがNATO脱退すべきと言われ
- トルコ:FIN/SWEへは難題を出し
- フィン:SWEと同時加盟を目指す?
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トルコは「議論紛糾・非難合戦・支離滅裂」がお似合い。
難題の内容
トルコはあの暴力組織「クルド(労働者党PKK)人の問題が片付いた」としてFIN/SWEのNATO加盟を承認し、一旦SWE政府からPKK関係者をトルコへ引き渡たされたのですが、SWE最高裁判所が「亡命中ジャーナリストの引き渡しは認めない」とした(それも当然)ことに対し、トルコは約束違反(それも当然)だとジャーナリストのケネシュ(エルドアンに批判的で勤め先を強制閉鎖させられSWEに亡命)ら4人の引き渡しをSWEへ求めたもの。
SWE首相クリステション(2022/秋- )の「実行すると約束したことはすべてやったが、トルコはできないことまで要求する」が正しいのか、強権的エルドアンの言う「約束違反」が正しいのか、「当然」同士の対決・・・・。
プーチン・ルカシェンコ・エルドアン・アサド(3選禁止も怪しい:7×3=21)の「専制独裁国首脳20年選手」が関係するこの問題がどう決着するのか、誰にも分かっていません。
トルコ外相チャブシオールは、ウクライナと露の間を取り持ち
アメリカは、FIN/SWE のNATO加盟を支持。
なりゆきは今後の「ウ露紛争の行方に左右される」と思いますが
当方の「直観的」な考えでは
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- トルコが折れて・・・・
- 「FIN/SWE双方のNATO入り」が実現しそう。
- 時期は不透明ですが、10年以内(2~4年 露撤退後)。
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これが関係するかどうか分かりませんが
ウクライナが「EUへの緊急加盟を要請(2022/02/28)」してから1年になりますが、NATO入りもEU入りも、不透明です。
さてさて、皆様はどう思われますか。