株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

塗料の廃棄処分

2014年06月13日 | 塗装工事
塗装工事を行えば、必ず塗料が余ります

だって、足りなかったら塗れませんから、絶対に余るモノなんです。

あっ、ちょうど足りて全て無くなった。場合もありますが。

当社は余った塗料は2年間保管します。

それは新築物件の瑕疵期間が2年間という事もありますが

ちょっとした手直しを行う場合には必ず必要だからです。

例えば、以前に日記に書いた福岡のキャナルシティーの丸柱塗装

詳しくはココ

引き渡し1年後に元請け会社からキズのタッチアップを依頼されましたが

うちの社員のT君が全て廃棄してしまっていたために

わざわざ買う羽目になってしまう事もありましたw。


まあ実際は4年~5年は保管しているわけですが、古いヤツから捨てています。





塗料って、下塗りとかだと色が付いていないので他の現場でも代用がききますが

まず余った塗料缶って、うす汚れているので客さんが嫌な顔をします(ように思う)ww

しかも、上塗りとなると色が決まっているのでまず使えない。

ま、たまに客さんが余ったペンキでいいから塗ってよ。と言われると

最高級のフッ素を塗ったりしてあげています。

どうせ捨てるモノだったから超格安で塗って、ウチも助かるしお客さんも喜ぶ。


しかしこれは年に1回あるかないかで、ほとんどの余った塗料は専用のドラム缶に入れて廃棄します。

このように専門の産廃業者に持って行ってもらいます。



当然、有料。

そうです、お金を出して買ったものをお金を払って捨ててるんです。

それは仕方がないとして、

私が声を大にして言いたいのが

決算時に余った塗料の在庫確認、いわゆる棚卸をしますが、在庫塗料は資産になるという事です。


なにっ!

だって、余った塗料の8割以上はお金を出しての廃棄なんですよ?

捨てるのにもお金がかかり、倉庫に置いておくだけで税金がかかるって・・・・

使える塗料なら分かるけど、何で~?

資産じゃなく、損金として扱って欲しいわ!

と、税務署の超偉い人に言いたいw

いや、ナントカ大臣に言うべきなのか知りませんが、おかしいと思います。

ちなみに産廃業者に依頼した場合、排出業者としてキチンと処理されたかどうか

知る義務がありますのでこのようにマニフェストをもらいます。




この処分費ですが意外とバカにならなくて、年間で30万円くらいかかっています(驚)

しかも、余った塗料缶を外に出し、ドラム缶に入れ、空き缶をつぶす作業員の工賃まで計算すると

さらに30万円くらいかかっています。合計で60万。

だから不法投棄するトコがあるのか・・・・・


ちなみに余った塗料を何も考えないで捨てたり、使用した刷毛を洗った水が河川に流出したり

田んぼに流れ込んだりしたら大変な損害賠償をくらいます。

そしてそれは末端の塗装屋だけでなく、元請~発注者側まで責任が及びます。

なので不法投棄は絶対にしちゃいけないんです。

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