靴とか、シューズの話。

2008-05-18 22:14:30 | 最近、たまたま楽しいだけです。
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 その場から脱するときに、僕はまず靴をはく。すでにはいている場合は、はき直す。靴ひもを結び直し、決意を新たにする。

 僕の場合は、スニーカー&トレッキングシューズで大抵の用は足るわけだけれど、特別な靴があることを、ずいぶんの間、忘れていた。冒頭の写真が、その特別な靴で、世間ではマラションシューズと呼ばれている。確か、13年前の靴で名前は『ソーティーウェーブ』だったと思う。ソルティではなかったと思う。
 重量、グリップ、そして加速と速度ともに、まともに戦えるとしたらシュパイクになってしまう。道路を走るなら、断然、マラションシューズだ。シュパイクだと、筋肉に負担がかかり過ぎるし、第一そういう風に作られていないし、何より、カチャカチャうるさい。


 気づいた時には、足が速かった。僕は足が比較的に速い人生を送ってきたと言ってもそんなに可笑しくはないと思う。

 山を登るとき、余り得意でないスポーツに挑戦するとき、僕はこの武器を取り出す。そして、構え、…打つ!!

 あっ、打つわけではないんだった。目的を思い出し、目的地を定め、目的地に早く到達する。その一連の流れを短縮させる足を持っている。目的を忘れず、目的を思い出すのが早かったら、もっと今より有利になるのだろうけど、そう上手くは行かないもんだ、人生なんて。人生…!?

 靴は、その場から離脱する為に作られた、とする。なんだか、そこに対して変な違和感を感じたその瞬間、離れられるようにできている。ズバッと。
 目的地は、最初はなかった。ただ、シューズはあったんだ。「離れる…」といった手段に密接に関わる道具として。


『離脱』の為の道具。『逃避』の為の一番原始的な乗り物。


 マラションシューズを大事にする僕は、『逃避』に関して、先んじている自負がある。離脱のキレがいい。一発で抜き去る。一発で別の展開に持って行く。そんな感じで、僕は足が速くて得をしている。関係があるかは分かんないけど『速い』つながりでさ。

 そんなことを思いながら、マラションシューズで10㎞走ってみました。

 つい、先日の話。

 

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2 コメント

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滝のように流れて行く時間 (てんちょ)
2008-05-27 13:12:43
立ち位置と進む方向が大体決まったら
時間が滝のように流れて行く。
分刻みで、秒刻みで。

今、何をするのか、何から手を着けるか、
優先順位を決めて動く。

やりたいことがいっぱいで、
やらなければならないこともいっぱいで、
それに向かって打つ。はしる。動く。

私一人では、到底できない。できていない。
二人で見直し、軌道修正し、視野を広げつつ的を絞り
打つ、はしる、動く。

そんな中、元気かなーとブログを覗く。
なんとかやってるみたいだと確認する。
たまに顔を見て笑う。

時間の速度はそれぞれ違うかもしれないけど
時々交差することはできる。
時々立ち止まって一息つくことはできる。
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元気では、ないことが、そんなに、ない。 (はなみず)
2008-06-02 13:30:11
秒刻みを意識しつつ、大きな流れの中に居ることを感じています。

なんとなく不格好でも、開き直って誇れるカタチを維持していると思ってます。


基本、山に居ます。
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