The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

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がん治療:取り組み満足度は3割 欧米の半分

2015-05-21 14:31:52 | がん


がん治療について過去20年間の取り組みに満足しているかを日米欧6カ国の一般人に聞いたところ、日本を除く国では約6割が「満足」と回答したのに対し、日本は約3割だったことが、製薬会社の日本イーライリリーの調査結果で明らかになった。このほど東京都内で開催されたセミナーで発表された。

 調査は、イーライリリーが実施するがん治療への理解促進を推し進めるプロジェクト「PACE」の一環として、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの6カ国で実施。12年8月24日~10月4日の間、各国500人計3000人の一般人を対象に電話アンケートを行い、「過去20年間のがん治療の取り組みについて、あなたは個人的にどの程度満足しているか?」と聞いたところ、「満足」と回答した人はイギリスが73%、ドイツが61%、フランスが59%、イタリアが60%、アメリカが61%だったのに対し、日本は29%(「非常に満足」5%、「満足」24%)と低い結果となった。

 がん治療薬の開発期間や開発投資額に関する認識調査なども実施し、「新しいがん治療薬が発見されたときから患者に処方されるようになるまで、およそ何年かかると思うか?」と聞いたところ、実際にかかる期間が9~17年(「てきすとぶっく製薬産業2009」より)に対し、日本では5割以上、アメリカでは3割以上、ヨーロッパ各国では4割以上の人が9年以下と回答。「新しいがん治療薬一つの発見、研究および製造にどれぐらいの費用がかかるかと思うか?」という質問には、各国とも6割以上が「100億円以下」「1億ドル以下」「1億ポンド以下」「1億ユーロ以下」と答え、実際にかかる150億~200億円(同)よりも少ないと考えている人が多く、実態とのギャップがあることがわかった。

 また、各国100人計600人のがん患者を対象にインターネットを使った調査も同時期に行った。「臨床試験に参加したことがあるか?」という質問では、各国とも約8割が「参加したことがない」と回答。さらに各国の6割以上は「医師と臨床試験について話し合った記憶がない」と答えた。臨床試験への考えを聞いたところ、各国患者の半数以上が「臨床試験への参加は、患者に医学研究を推進し、現在可能なものよりもよい治療を受ける機会を提供する」と回答したという。

悪性腫瘍 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/悪性腫瘍

がん対策情報 |厚生労働省

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