The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

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バター不足はホクレンの自爆劇/堀江貴文「消費者は、相当JAに洗脳されている」/小泉進次郎

2016-11-25 10:28:55 | 既得権益

「JA会長」の画像検索結果

11月22日に放送されたドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」において、ホクレン関係者が「バターが『なくなるぞ』となったら消費者はとりあえず買う」と笑顔で語り、「バター不足はホクレンのせいだった!?」とネットで炎上中です。ホクレンは編集部の電話取材に対し「放送された内容は意図したものではなく、そもそもインタビューがバター特集用のものであるとも聞いていなかった」と、番組に対する不満を明らかにしました。


 話題となっているのは「日経スペシャル ガイアの夜明け 巨大"規制"に挑む!〜明かされる『バター不足』の闇〜」内における、ホクレン農業協同組合連合会の酪農部部長による発言。ホクレンは酪農家と乳業メーカーの仲介を担う指定団体で、国内で流通するバターのほとんどを仲介しています。

 番組ではまず、ホクレン職員が酪農家との意見交換会で「山のようにバターがあったら消費者は買わない。どんどんなくなっていくと『またバター不足が起こるのでは』と買い増し行為が出る」と発言したことを紹介。これに対しナレーションで「消費者の買い増しを誘っているかのように聞こえる」とした上で、意見交換会に出席していた同団体の酪農部部長にインタビューを行いました。

 同部長は「消費者の心理としては、たくさんあったら焦って買わないですよね。ところが『なくなるぞ』となったら、いるのかいらないのかよく分からないけどとりあえず買っちゃいます」「そういう消費者心理ってありますよね。わかります?」と朗らかな笑顔で発言。品薄を演出して購買欲を煽ろうとするかのような発言に、ネット上では「バター不足はホクレンのせいだったのか」「ホクレンの自爆劇」と炎上しました。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000066-it_nlab-life


皮膚がん免疫治療薬「キイトルーダ」、肺がんへの使用

2016-11-25 10:11:21 | がん

厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は24日、皮膚がんの免疫治療薬「キイトルーダ」について、肺がんの治療に使うことも了承した。

 来月にも正式承認される。

 キイトルーダは、がんを攻撃する免疫機能を引き出す作用がある。皮膚がんに対する製造販売の承認は、米製薬大手メルクの日本法人MSD(東京)が9月に受けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161125-00050006-yomidr-sctch




グラフェンでバッテリー充電2秒

2016-11-25 10:09:43 | 知的財産権

フロリダ大学の研究チームが、従来のバッテリーの充電時間と使用回数を大幅に向上させる新しいバッテリー技術の開発に成功しました。同研究チームの開発した技術を使えば、スマートフォンの電池を数秒で充電でき、かつ、3万回以上の耐久性を持つ電池の開発が可能になっています。

High-Performance One-Body Core/Shell Nanowire Supercapacitor Enabled by Conformal Growth of Capacitive 2D WS2 Layers - ACS Nano (ACS Publications)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acsnano.6b06111

アメリカのセントラル・フロリダ大学ナノサイエンステクノロジーセンターの研究チームは、電気二重層という物理現象を利用して蓄電量を高めた「電気二重層コンデンサ」を一般的な電池と同じように使用できるようにする技術の研究を長年続けてきました。その電気二重層コンデンサの蓄電量をリチウムイオン電池と同等に使うには、コンデンサ自体が大きくなりすぎるという問題がありました。

 

しかし、研究チームはバッテリーの極をグラフェンに代表される二次元状のナノ素材でコーティングする技術を発案。この技術を用いて、二次元状のナノ素材でコーティングしたワイヤーを使った電気二重層コンデンサを開発したところ、電子の高速移動が可能になり高速充電が可能で高いエネルギーとエネルギー密度を備えた電気二重層コンデンサが完成したとのことです。

研究チームが開発した技術を使えば、3万回以上充電できる耐久性を持ち、さらにスマートフォンのバッテリーであれば数秒間でフル充電できる電池の開発が可能になります。

 

研究を率いたエリック・ヤング准教授は「二次元状のナノ素材を既存のシステムにどうやって組み合わせるかが長年の課題でしたが、我々が開発した化学合成法を使えば既存の素材と二次元状のナノ素材を適切に組み合わせることができます」と実験のブレイクスルーが化学合成にあったことを明かしています。

また、ヤング准教授は「小さな電子機器の場合であれば、我々が開発した技術はエネルギー密度・電力密度・安定性において既存の技術を大きく凌駕している」と話していますが、記事執筆現時点では実証モデル開発に成功した段階であり、商品化にはまだ長い時間がかかりそうです。

なお、研究チームは今回発明されたバッテリー技術の特許を申請している最中です。

 

http://gigazine.net/news/20161125-charge-mobile-seconds/


日本農業を守るため、生産者を守るための国産表示/トランプ支持者

2016-11-21 16:43:56 | 既得権益

「国産表示 義務」の画像検索結果「JA会長」の画像検索結果

国産農産物の消費拡大などを目的に、国内で製造される全ての加工食品に産地表示を義務付ける案が、消費者庁などが設けた検討会でまとまった。最も重い原材料の産地1つを記すのが基本だが、産地が特定できない場合は「国産または輸入」などの例外表示を認めたことで、「消費者が誤認する」と消費者団体は反対している。JA全農食品品質表示管理・コンプライアンス部長の立石幸一氏と、全国消費者団体連絡会事務局長の河野康子氏に見解を聞いた。(平沢裕子)

■消費者が「国産」を選べる JA全農食品品質表示管理・コンプライアンス部長 立石幸一氏

  --今回の案をどう評価する

 「原産地表示はこれまで、加工度が低い魚の干物や緑茶飲料など22食品群とうなぎのかば焼きなど4品目にしか義務付けられていなかった。これをレトルト食品や菓子など全加工食品に拡大したことは評価できる。表示義務は原則として、製品に占める重量の割合が最も大きい原材料1つだけとされたが、実際には2位や3位のものも表示できるはず。1994年に表示を義務化した韓国でも、当初は重量2位までとし品目も絞っていたが、昨年からは重量3位までになり、品目もほぼすべてに拡大している。まず動き出すことが肝心だ」

 --案では、実際の商品に国産が使われていなくても、過去の使用実績などから「輸入または国産」と表示できるとした例外も認められた

 「消費者に誤認を与える表示だが、実行可能性のためにはやむを得ない。天候不順などで原料の仕入れ先や重量の順位が頻繁に変わるケースもあり、例外的な表示が必要な商品もあるからだ。ただ、例外表示があるからといって、義務化に意味がないわけではない。例えば、国内で製造される果汁飲料の多くに輸入原料が使われているが、今は表示義務がないので、多くの消費者は国産原料を使っていると誤解している。しかし、『国産または輸入』という表示があれば、消費者は『輸入って何?』と考え、どこの国の原料か問い合わせができる。このことの影響は大きい。今は国産に見せかけた商品が多いが、そのことに消費者が気付けない状況だ。生産者やメーカーにとって義務化のメリットはそれほどないかもしれないが、海外産の原料を使っていることを消費者に知らしめることが大事だ」

 --表示があるからといって、消費者が国産の農産物を選ぶとは限らない

 「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)によって、海外から安い農産物や食品がどんどん入ってくることが見込まれる。安い輸入品が増えれば、国内農産物の価格も下落し、競争力のない生産者は農業を続けられなくなる。表示の厳格化によって、国産を応援したいと考える消費者が国産原料のものを手に取りやすくなる。こうした行動による農業への波及効果は大きく、価格下落の一定の歯止めになる。生鮮品に続いて加工食品にも義務化を適用しないと、日本の農業は壊滅的になる。それを避けるためには、国産を選んでくれる人に支えてもらう仕組みがいる。生産者を守るために、義務化は必要だ

 --商品選択に役立つと思うか

 「国産を応援したい消費者にとっては役立つはずだ。消費者は情報の透明性を求めている。とにかく一歩進めることが大事だ」

 〈たていし・こういち〉 昭和32年、大阪府生まれ。59歳。京都府立大農学部卒。56年にJA全農入会、主に野菜果物の直接販売事業に従事する。平成21年から27年まで内閣府消費者委員会食品表示部会委員。22年から現職。

■あいまいで役に立たない 全国消費者団体連絡会事務局長 河野康子氏

 --今回の案を評価するか

 「表示義務の加工食品が今より拡大することには賛成だ。ただし、私たちは『できる限りの拡大』は求めていたが、『全て』の義務化は難しいと考えている。そもそも検討会が設置された1月には、対象となる加工食品は全てではなかった。ところが、TPPの議論が具体化した3月、自民党で全てとする方向性が決められた。表示によって消費者が国産農産物を使った食品を選ぶことは、農家の支援にもつながると判断したからだ。ただ、案では仕入れ先が複数国あったり、頻繁に変更されたりするケースでは、『国産または輸入』などあいまいな表示も認められた。事業者の負担を配慮したためだが、実際に表示を活用する消費者には意味のない内容となってしまった」

 --「表示がないよりまし」との声もある

 「表示で大事なことは、正確さと分かりやすさ。『国産または輸入』の表示が何の役に立つのか。消費者庁は『表示理解のために消費者教育が必要』というが、消費者が勉強しないと意味が理解できない表示はおかしい」

 --国産を選びたい消費者には役立つのでは

 「原材料欄に『国産』と表示することで、消費者が国産の加工食品を選び、日本の生産者を支援することができるなら異論はない。しかし、そんなに単純な話ではない。現状の表示ですら、字が小さくて知りたい情報がどこに書いてあるか分からないという消費者は多い。さらに小さくなるであろう『国産』の文字を消費者が探して商品を選ぶだろうか。今回の案で消費者が国産農産物を使った商品を選べるとは思えない」

 --義務化によって国産への切り替えが進めば、消費者が国産を手に取りやすくなる

 「そういう方向へ進むことは望ましいと思う。ただ、日本の食料自給率は4割で、輸入が6割だ。これは、国産があるのに買ってもらえないのではなく、国産でまかなえないので、日本人の嗜好に合った農産物を海外で探してきた結果だ。そば粉やうどん用の小麦粉など、国産に切り替えたくてもできない原材料は多い」

 --TPP対策の面もある

 「がんばっている国内の生産者を応援するのに、表示の義務化は必ずしも必要ない。国産にはものすごいブランド価値がある。そのブランド力を生かし、消費者に直接届けるようなルールを作ってはどうか。例えば、桜の花びらを国産マークとし、国産が100%なら花びら全部がピンク、20%なら1枚だけピンクにするというように。『国産または輸入』などの分かりにくい表示が横行すれば、消費者は表示を信用しなくなるだけだ」

 〈こうの・やすこ〉昭和32年、山梨県生まれ。59歳。山梨大教育学部卒。中学教諭を経て、茨城県内の生活協同組合のリーダーとして活躍。農林水産省や国土交通省など複数の審議会委員を務める。平成24年から現職。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161120-00000515-san-life

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ガン悪液質

2016-11-17 12:11:10 | がん

「がん悪液質」の画像検索結果「がん悪液質」の画像検索結果

女優の川島なお美さんが、胆管がんにより54歳の若さで亡くなった。心よりご冥福をお祈りしたい。

死の17日前の記者会見では、川島さんの「激ヤセ」に多くの人が驚いたことと思う。そして、わずか17日後に訃報が届いたことで、衝撃を受けた人も多かっただろう。

日本人の1/3ががんで亡くなる昨今、身近な人をがんでなくした人も多いと思う。そして、現在は健康である私を含めただれしもが、がんになる可能性がある。川島さんの死は、決して他人事ではない。

「がん悪質液」の画像検索結果

 

がんにかかると人が亡くなるということは、いわば常識だろう。しかし、亡くなり方は多様で、がんイコール死という単純なものではない。

私は病理医として、数百の病理解剖を経験してきた。がんがどのように人を死に至らしめるのか、日々考えている。

本稿では、その経験をふまえ、がんと死について考えてみたい。

1)「激ヤセ」は「がん悪液質」

あくまで報道からの推定だが、川島さんの「激ヤセ」は「がん悪液質」の可能性がある(追記:このほか、手術による影響で食欲が低下したことや、がんが肝臓に広がったことも影響を与えている可能性がある)。「がん悪液質」は多くのがん患者さんが経験する。私も、ほとんど皮下脂肪がなくなり、筋肉が少なくなった患者さんを多く解剖させていただいている。

「がん悪液質」の詳細はこちらなどをご覧頂きたいが、簡単に説明すると以下のようになる。

「がん悪液質」は、がん細胞が放出する物質と、がん細胞に反応して体が放出する物質、サイトカインが、筋肉や脂肪細胞、そして肝臓に働くことによって生じる。

がん細胞は正常細胞の4、5倍の糖(グルコース)を取り込みエネルギーにしているため、全身で糖が不足する。そこでがん細胞は物質を放出して、全身のたんぱく質(主に筋肉)や脂肪を分解させる。サイトカインも全身のたんぱく質、脂肪を分解する。たんぱく質、脂肪の分解産物を原料にして、肝臓で糖が作られるのだ。こうして、がんは患者さんの体からエネルギーを奪いながら増えていく。

サイトカインはこのほか、食欲低下や貧血を引き起こし、肝臓の働きなどを抑える作用も持つ。こうしてがん患者さんの体はやせ衰えていく。

「がん悪液質」によって全身の筋肉が細くなり、体の抵抗力が弱まる。体が衰弱することで、あるいは細菌やウイルスが感染するなどの「最後のひと押し」があることで、患者さんは死に至るのだ。

「がん悪液質」による衰弱によって、枯れるような安らかな亡くなり方をする高齢者がいる。こうした「さしたる苦痛なしに、あたかも天寿を全うしたようにヒトを死に導く、超高齢者のがん」を天寿がんと呼ぶ(石川雄一、北川知行 病理と臨床 2006 Vol 24 No.12 P1275)。

しかし、高齢者ならともかく、川島さんのような若い年齢のがん患者さんを救うために、「がん悪液質」に対する治療法の開発が強く望まれる。

2)がんが体を破壊する

がん細胞が体の重要な器官を破壊することも、死の原因になる。肺にがんが広がれば、呼吸ができなくなる。肝臓にがんが広がれば、「代謝」ができなくなり、体の中に毒がたまっていく。

まれな例ではあるが、食道がんや肺がんが心臓に達することもある。また、脳にできたがんが大きくなり、生命の維持に重要な脳の一部を頭の外側に押し出す(脳ヘルニア)こともある。ほかの臓器がまだ健康であったとしても、重要臓器が侵されれば死に至る。

逆に言えば、がんがいくら巨大になっても、生命の維持に重要な部分が保たれていれば生きていくことができる。私が経験した解剖でも、がんが全身に転移しながら長期間生存された方がいらっしゃった。

3)出血も死の原因

がんはもろい細胞で、少しの刺激で出血することがある。この出血が死の原因になることも多い。肝臓にがんが広がった場合、肝臓に血液が流れなくなることで、食道や肛門などの血管に血液が逆流し、「静脈瘤」を作ることがある。この「静脈瘤」が破裂して、大出血することも死の原因になる(追記:報道によれば川島さんは吐血されたとのことなので、出血が死の原因の可能性がある)。

4)がんそのものが死因でないことも

多くのがん患者さんを解剖させていただくと、広い意味ではがんによる死と言えるだろうが、がんそのものが死因ではなかったケースに遭遇することがある。抗がん剤の副作用で、がん以外の臓器にダメージが生じ、それが原因で亡くなる方もいる。無理に治療しなくても、「がん悪液質」による衰弱死のほうが、安かな亡くなり方だったかもしれないと思うこともある。しかし、それは結果論でしかないので、抗がん剤すべてが無意味という結論は暴論だと言えよう。

5)死を知らない社会

現代はいわば死から隔離された社会だと言えよう。多くの人が病院のベッドで亡くなり、死にゆく過程を間近で経験する機会は減っている。死が「ブラックボックス化」しているとも言える。芸能人の死が私達に衝撃を与えるのも、死が「非日常」だからだろう。

しかし、人は誰でも死ぬ。いくら死から目をそむけても、死は確実に近づいてくる。

充実した生をおくるためにも、死から目をそむけず、死に向き合うことが必要なのではないだろうか。

医療者は、患者さんの死に方を知ることで、死に対する苦痛を和らげる方法の開発や、死を少し先に伸ばす治療法の開発をすることができる。

そして、医療者でない人も、死に方を知れば、死に対する漠然とした不安が和らぐのではないか。がんになったらもう終わりだ、と極論するのではなく、どのような経過をたどり死に至るのかを知ることで、それぞれの段階でできることを見極め、死に備えることができる。

もちろん、死に方を知ったとしても、自分という存在が消滅することに対する恐怖は減らないかもしれない。けれど、決して逃れることのできない死と付き合っていくためにも、「死に方の科学」が今求められている。


http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20150926-00049876/

 

「がん悪質液」の画像検索結果

ガン悪液質の正体

news.livedoor.com/article/detail/11631182/

ガン悪液質の克服

gan-mag.com/qol/916.html

ガン悪液質で体力低下

palliative.web.fc2.com/symptom01.html

ガン悪液質は治るかもしれない

https://welq.jp/7981

悪液質の改善による延命の方法

http://www.1kampo.com/topics-10(cachexia).html

 

ガンの死に方

palliative.web.fc2.com/prognostic01.html


CTとMRIの違い

2016-11-14 08:23:01 | がん

「CT」の画像検索結果「CT」の画像検索結果「CT」の画像検索結果

CT

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MRI

 

脳神経外科の診療に今やなくてはならない医療機器であるCTとMRI、どう違うかご存じでしょうか。よく「MRIの方が新しく、CTよりも優れている」ということを患者さんから耳にします。この考えは正しくありません。今回はCTとMRIの違いについての話をします。

 まず、CT。X線という放射線の一種を使用して脳の中の状況を把握する医療機器です。東日本大震災での原発事故以来、皆さんの放射能被曝(ひばく)に対する意識が高まっていますが、現在医療現場においても、病気の診断、治療を行っていく上で放射線はなくてはならないものとなっています。

 CTもそのひとつですが、CT撮影で被曝する量は、体の健康に影響が出る被曝量よりはるかに少なく、心配はいりません。検査時間も数分で終わり、一般的には脳の全体的な評価を素早く見るには有益な検査です。

 また、出血病変の検出や骨の情報などはMRIよりもむしろ優れており、脳出血を疑われる患者さんや、頭部打撲による頭蓋骨骨折などの外傷を調べるためにはCTが優先されます。

 脳の血管が詰まる脳梗塞では、CTで脳に変化が出てくるまで6時間程度かかります(MRIでは発症後まもなく検出できます)が、われわれが、詰まった血管を緊急に再開通させた方がよいかの判断は、CTでの変化の有無を1番重要視しています。

 次にMRI。これは放射線でなく磁力を使用して脳の中の情報を得る検査です。いろいろな条件を変えることにより、脳内のさまざまな情報が得られます。

 脳腫瘍の場合、この腫瘍が柔らかいものか硬いものかなど、その性状までも把握できます。また脳血管の動脈硬化の程度や、脳神経と脳血管の位置関係の把握にも有用です。脳梗塞かどうかの診断もMRIを撮影することでいち早く可能となります。

 ただし、撮影時間が30分程度必要でCTに比べて長く、安静を保てない人には不向きです。また先述したように磁力で撮影するので、体の中に金属が入っていると撮影ができなかったり、できたとしても画像がゆがみを生じて正しい診断ができなくなったりします。

 以上、簡単に説明しましたように、決してMRIの方が優れているわけではなく、それぞれ一長一短があり、われわれは、患者さんの訴えをより正確に描き出した画像を得られる方を選んでいます。

 

http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E3%80%90%E8%84%B3%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%80%91%EF%BD%83%EF%BD%94%E3%81%A8%EF%BD%8D%EF%BD%92%EF%BD%89-%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%9E%E3%82%8C%E4%B8%80%E9%95%B7%E4%B8%80%E7%9F%AD%E3%81%82%E3%82%8A/ar-AAkdVP2?li=AA4ZoD&ocid=spartanntp#page=2

 

 

MRIとCTスキャンの違いは何? | Colorda(カラーダ) - マーソ

https://www.mrso.jp/colorda/az/178/
 

コンピュータ断層撮影 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/コンピュータ断層撮影
 

CT - 東芝メディカルシステムズ株式会社

www.toshiba-medical.co.jp › トップページ › 商品情報
 

がん悪液質で激痩せ

2016-11-11 23:41:26 | がん

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女優の川島なお美さんが、胆管がんにより54歳の若さで亡くなった。心よりご冥福をお祈りしたい。

死の17日前の記者会見では、川島さんの「激ヤセ」に多くの人が驚いたことと思う。そして、わずか17日後に訃報が届いたことで、衝撃を受けた人も多かっただろう。

日本人の1/3ががんで亡くなる昨今、身近な人をがんでなくした人も多いと思う。そして、現在は健康である私を含めただれしもが、がんになる可能性がある。川島さんの死は、決して他人事ではない。

がんにかかると人が亡くなるということは、いわば常識だろう。しかし、亡くなり方は多様で、がんイコール死という単純なものではない。

私は病理医として、数百の病理解剖を経験してきた。がんがどのように人を死に至らしめるのか、日々考えている。

本稿では、その経験をふまえ、がんと死について考えてみたい。

1)「激ヤセ」は「がん悪液質」

あくまで報道からの推定だが、川島さんの「激ヤセ」は「がん悪液質」の可能性がある(追記:このほか、手術による影響で食欲が低下したことや、がんが肝臓に広がったことも影響を与えている可能性がある)。「がん悪液質」は多くのがん患者さんが経験する。私も、ほとんど皮下脂肪がなくなり、筋肉が少なくなった患者さんを多く解剖させていただいている。

「がん悪液質」の詳細はこちらなどをご覧頂きたいが、簡単に説明すると以下のようになる。

「がん悪液質」は、がん細胞が放出する物質と、がん細胞に反応して体が放出する物質、サイトカインが、筋肉や脂肪細胞、そして肝臓に働くことによって生じる。

がん細胞は正常細胞の4、5倍の糖(グルコース)を取り込みエネルギーにしているため、全身で糖が不足する。そこでがん細胞は物質を放出して、全身のたんぱく質(主に筋肉)や脂肪を分解させる。サイトカインも全身のたんぱく質、脂肪を分解する。たんぱく質、脂肪の分解産物を原料にして、肝臓で糖が作られるのだ。こうして、がんは患者さんの体からエネルギーを奪いながら増えていく。

サイトカインはこのほか、食欲低下や貧血を引き起こし、肝臓の働きなどを抑える作用も持つ。こうしてがん患者さんの体はやせ衰えていく。

「がん悪液質」によって全身の筋肉が細くなり、体の抵抗力が弱まる。体が衰弱することで、あるいは細菌やウイルスが感染するなどの「最後のひと押し」があることで、患者さんは死に至るのだ。

「がん悪液質」による衰弱によって、枯れるような安らかな亡くなり方をする高齢者がいる。こうした「さしたる苦痛なしに、あたかも天寿を全うしたようにヒトを死に導く、超高齢者のがん」を天寿がんと呼ぶ(石川雄一、北川知行 病理と臨床 2006 Vol 24 No.12 P1275)。

しかし、高齢者ならともかく、川島さんのような若い年齢のがん患者さんを救うために、「がん悪液質」に対する治療法の開発が強く望まれる。

2)がんが体を破壊する

がん細胞が体の重要な器官を破壊することも、死の原因になる。肺にがんが広がれば、呼吸ができなくなる。肝臓にがんが広がれば、「代謝」ができなくなり、体の中に毒がたまっていく。

まれな例ではあるが、食道がんや肺がんが心臓に達することもある。また、脳にできたがんが大きくなり、生命の維持に重要な脳の一部を頭の外側に押し出す(脳ヘルニア)こともある。ほかの臓器がまだ健康であったとしても、重要臓器が侵されれば死に至る。

逆に言えば、がんがいくら巨大になっても、生命の維持に重要な部分が保たれていれば生きていくことができる。私が経験した解剖でも、がんが全身に転移しながら長期間生存された方がいらっしゃった。

3)出血も死の原因

がんはもろい細胞で、少しの刺激で出血することがある。この出血が死の原因になることも多い。肝臓にがんが広がった場合、肝臓に血液が流れなくなることで、食道や肛門などの血管に血液が逆流し、「静脈瘤」を作ることがある。この「静脈瘤」が破裂して、大出血することも死の原因になる(追記:報道によれば川島さんは吐血されたとのことなので、出血が死の原因の可能性がある)。

4)がんそのものが死因でないことも

多くのがん患者さんを解剖させていただくと、広い意味ではがんによる死と言えるだろうが、がんそのものが死因ではなかったケースに遭遇することがある。抗がん剤の副作用で、がん以外の臓器にダメージが生じ、それが原因で亡くなる方もいる。無理に治療しなくても、「がん悪液質」による衰弱死のほうが、安かな亡くなり方だったかもしれないと思うこともある。しかし、それは結果論でしかないので、抗がん剤すべてが無意味という結論は暴論だと言えよう。

5)死を知らない社会

現代はいわば死から隔離された社会だと言えよう。多くの人が病院のベッドで亡くなり、死にゆく過程を間近で経験する機会は減っている。死が「ブラックボックス化」しているとも言える。芸能人の死が私達に衝撃を与えるのも、死が「非日常」だからだろう。

しかし、人は誰でも死ぬ。いくら死から目をそむけても、死は確実に近づいてくる。

充実した生をおくるためにも、死から目をそむけず、死に向き合うことが必要なのではないだろうか。

医療者は、患者さんの死に方を知ることで、死に対する苦痛を和らげる方法の開発や、死を少し先に伸ばす治療法の開発をすることができる。

そして、医療者でない人も、死に方を知れば、死に対する漠然とした不安が和らぐのではないか。がんになったらもう終わりだ、と極論するのではなく、どのような経過をたどり死に至るのかを知ることで、それぞれの段階でできることを見極め、死に備えることができる。

もちろん、死に方を知ったとしても、自分という存在が消滅することに対する恐怖は減らないかもしれない。けれど、決して逃れることのできない死と付き合っていくためにも、「死に方の科学」が今求められている。


http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20150926-00049876/


バーデンバーデン

2016-11-08 17:56:40 | がん

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 というわけで、前回、高校時代からの憧れの地、ドイツの黒い森を初めて訪れた、という話を書きました。この黒い森への旅には、実は、「おまけ」がついていたのであります。しかも、かなり特大の「おまけ」が。私たち日本人は、自然に深く親しむ、という気持ちを持っているわけであります。

 そして、ここで、独断と偏見が入るのですが、その「自然に親しむ」という気持ちのど真ん中に、実は、「温泉」がある、という事実があるわけであります。

 ああ、温泉。たかが温泉、されど温泉。火山の噴火や、地震などの自然災害の多い日本ですが、それに伴う「うれしいこと」として、温泉がある。

 そして、日本人の中には、「温泉」をどう楽しむか、という文化においては、世界一だという自負があるわけであります。

 誰が何と言っても、温泉のことは、私たち日本人が一番良く知っている! これは、今日のようなグローバル化した世界においても、日本人の肌に染み付いている、いわば「DNA」だと言うことができるでしょう。 その日本人が、外国の温泉にどう向き合うか、ということは、グローバル化する時代における、実に深い命題の一つでしょう。 そう、そのような思いを込めて、私は向かったのです。世界有数の温泉地の一つと言われている、バーデン=バーデンへと。

温泉地中の温泉地 

 黒い森から、平野へと降りていったところにあるバーデン=バーデン。名前からして、いかにもやる気に満ちていそうな温泉地ではありませんか!なにしろ、ドイツ語で「入浴する」という意味のある「バーデン」を、二度も重ねているわけですから。 「入浴する、入浴する」って、二段重ね、そこまでしつこく言わなくてもいい、というくらいの、まさに温泉地中の温泉地なのであります。 かつては、英国のビクトリア女王や、作曲家のブラームス、そして作家のドストエフスキーなど、数多くの著名人が滞在したというバーデン=バーデン。しかし、そこに赴くに至って、「温泉大国」日本の私は、基本的に油断していたのです。 「まあ、入ってもいいし、入らなくてもいいな」くらいの気分でいたのです。<iframe id="google_ads_iframe_/51343015/yol/yomiDr/premiumrec_0__hidden__" title="" name="google_ads_iframe_/51343015/yol/yomiDr/premiumrec_0__hidden__" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" width="0" height="0"></iframe> 以前、やはり温泉で知られるハンガリーのブダペストを訪れた時も、温泉を見ても入る気がなぜか起こりませんでした。「どうせ、温水プールみたいなものなんだろう」と思っていたのです。

 そう、海外の温泉は、日本的な情緒のある温泉というよりは、「温水プール」である。そんな思い込みのようなものが、私の中にあったようなのです。 さっそく、バーデン=バーデンの街を歩きます。「なんか、立派な建物だけど、何に使うんだろう」と思いながら通り過ぎたところが、後に、実は温泉を飲ませる施設だと判明したり、やはり、日本の温泉街とは、勝手が違います。

 さて、問題の温泉場。二種類あって、「フリードリッヒの湯」は、基本全裸。みんなが「スッポンポン」で歩いているようです。私は、「それではリラックスできない!」と即座に拒否し、もうひとつの「カラカラの湯」の方に向かいました。

 「カラカラの湯」は、水着を着て入るようなのです。それって、やっぱり、温水プールでは……。

 古くからの歴史があるという「カラカラの湯」ですが、日本の感覚からすると、やはり、どうみても「温水プール」です。

 この時点でも、私は、「なんか、期待できないけど、温水プールにでも入ってみるか」程度の認識。売店で水着とタオルを買い、いざ、「カラカラの湯」へと向かいました。

 身体の中から何かがこみ上げてくる

 ここからは、写真撮影ができないので、言葉での報告となります。 結論として、いやあ、驚きました!

 見た目は、やはり「温水プール」。そこで、ドイツ人たちが、水着を着て、ぼんやりとリラックスしています。

 館内の温水プールは、ビニールのひらひらのような仕切りで外にも続いていて、いわば日本で言う「露天風呂」、実際には屋外温水プールへと至ります。そこでも、外気に触れながら、ドイツ人たちがくつろいでいます。 水温は、日本の温泉よりは低め。ぬるま湯程度の温度です。

 「やっぱり、これは、温水プールだよなあ」と思いながら歩いたり、座って空を見上げたりしているうちに、10分くらい経()った時でしょうか。そうです、「感じた」のです。

 水の力というか、肌が、なにかゾワゾワと刺激を受けている、そんな感じを。

 同時に、身体の中から、何か、泉のようにこんこんとこみ上げてくるものがありました。

 違う。単なる水じゃない! 

 この水には、何かが入っている!

 水を少し口に含んでみましたが、塩分を少し感じるだけで、わかりません。硫黄のようなものを感じることもありません。

 それでも、体中が、水から、何かを得ているということが、実感としてわかるのです。

 「なんじゃ、こりゃあ!」

 往年の名ドラマ、『太陽にほえろ!』のジーパン刑事、松田優作さんのセリフではありませんが、私は、バーデン=バーデンの「カラカラの湯」で、思わずそのように叫びたくなってしまったのです。

 いやあ、あれは、何だったのだろう?

 温泉を出た後の「お約束」のビールを飲みながら、私は、しみじみと振り返っていました。

 バーデン=バーデンの温泉には、確かに何かがある。

 日本の温泉とは違うけれども、そこには、身体を芯から元気にする、何らかの成分が入っている!

 すっかり「カラカラの湯」という「温水プール」の虜(とりこ)になってしまった私は、翌朝もまた出かけていって、ドイツ人たちといっしょに使って「はあ~」と溜()め息をついていました。

 いやあ、みなさん、世界は広いですねえ。温泉といっても、いろいろですねえ。

 ぜひ、機会があればお出かけください、バーデン=バーデン。あの水には、何か特別な力があります!

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大腸癌の治療

2016-11-07 22:10:16 | がん

◆内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療

検診で大腸がんと診断されたら、どの程度のステージにあるのかを診断したうえで、治療法を決定します。

治療法には、内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療の4種類があります。

まず、内視鏡でがんを見て、粘膜だけにとどまっているがんや、多少は粘膜下層にまで入って行ってはいるものの早期がんであれば、内視鏡で切除します。それだけで治る場合もあります。精密検査の段階で発見して、そのまま切ってしまうこともあります。

ただ、内視鏡治療は腸の中にある病変やがんは取れますが、リンパ節に転移している可能性がある場合、リンパ節は切り取れません。その場合は、手術治療になります。

手術治療の基本は、ある程度リンパ節に転移している進行がんが相手ですので、しっかりリンパ節を取ってくることになります。従来は、大きく30センチくらいお腹を切って、その手術をしていたのですが、最近では腹腔(ふくくう))鏡をお腹の中に入れて、お腹の中を見ながら細い鉗子(かんし))を入れ、リンパ節郭清(かくせい)をすることができるようになりました。この方法だと、体の傷が小さいので、痛みも少なく、回復も早いので、手術して1週間前後で家に帰れるという利点があります。

病院によってはステージに関係なく、腹腔鏡手術を行っている施設もありますが、やはり、腹腔鏡手術のデメリットもあって、大きながんや、がんが腸の壁を破ってしまっているような場合は、腹腔鏡手術は控えた方がいいのではないかと考えています。

腹腔鏡手術とそうでない手術との治癒率の違いは、まだしっかりしたデータが出ていません。がんが腸の壁を破っている場合は、お腹の中にがん細胞がまき散らされる「腹膜播種(はしゅ)」が起こる可能性もあります。専門の先生とよく相談して、治療法を決めてください。

◆人工肛門

直腸がんが肛門近くにある場合、人工肛門になることがあります。

がんは、その部位だけを取ってくるのではなくて、周囲のリンパ節もとってきます。安全域を見て直腸がんの場合はがんから離れた2、3センチ肛門近くの腸まで切るわけですが、それが肛門に引っかかってしまうようだと、人工肛門の手術になります。

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図6の赤い点のようなものが人工肛門で、腸の一部をお腹の壁に出したものです。そこにパウチという袋を張って、便を受けます。

便が肛門から出ずに、お腹の壁から出るのが人工肛門です。普通の肛門の場合は、肛門を広げて便を出したり、閉じて出ないようにしたりできるのですが、人工肛門の場合はその働きをする括約筋がないので、便をぐっと我慢するといった排便調節ができません。違いはそれだけで、あとは同じです。

なぜ、人工肛門を嫌がる人が多いかといえば、それまで排便をコントロールできていたのに、お腹の壁から便を出すために、見た目も悪いし、匂いも出るんじゃないか、便で汚れるのではないかという不安、そういうことによって日常生活に障害があると考えるからです。実は、人工肛門にならなかったとしても、直腸を大部分切り取って肛門の近くに腸をつないだ場合でも、直腸がなくなりますので、便を十分にためて一気に押し出すという直腸の作用がなくなってしまいます。便を十分にためられず、また、押し出せないために、便の回数が増えるということと、便を催してもじっと我慢できず、すぐにトイレに行かなければいけないので、なかなか、長時間の外出ができません。

 

最近は人工肛門に張るパウチが非常に良くなり、はがれるとか、臭うとか、外に漏れるということがありません。やはり、手術をする前に、人工肛門にならない方がいいのか、人工肛門にした方がいいのかを、ご自分のライフスタイルを考えて、医師とよく相談して決めた方がいいと思います。

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抗がん剤治療や放射線治療は、それによってがんが完全に消えてしまうということは、まず、考えられません。手術で取り切れない場合の補完的な治療ということになります。

大腸がんになりやすい人は、大腸ポリープの経験者、血縁者に大腸がんの患者がいる人、偏食や不規則な生活をしている人、そして加齢(老化)の影響を受けている人です。

大腸ポリープには悪性と良性があります。悪性はがんですが、良性でも放置しておくと、だんだんがんになるポリープがあります。一度、そういうポリープを作った腸は、あちらこちらにポリープを作りますから、定期的に大腸内視鏡検査をした方がいいということになります。

赤肉とか加工肉の話を最初にいたしましたが、どれだけ食べたら大腸がんになりやすいのか、あるいは、どれだけ避けたらなりにくいのかという基準がありません。適度な運動をしていた方が大腸がんにならないとも言われますが、との程度の運動をしたらならないのか、なかなか目安がありません。やはり検診、検査をきちんと受ける、いわゆる2次予防ということになりますが、それが大切です。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20151001-OYTEW52646/4/


コーヒー1日3杯で脳腫瘍リスク減

2016-11-06 00:19:33 | がん

日本人でコーヒーを1日3杯以上飲む人は、脳腫瘍(しゅよう)を発症するリスクが低いという研究成果を国立がん研究センターの研究チームがまとめた。コーヒーの成分の一部が発がん抑制に関係している可能性があるという。

国内10地域に住む40~69歳の男女約10万人に、コーヒーを飲む頻度など習慣を聞き、その後約20年にわたり経過をみたところ、157人が脳腫瘍を発症した。

研究チームは、コーヒーを1日3杯以上、1~2杯、1杯未満と飲む頻度で3グループに分けて、年齢や喫煙歴などの影響を取り除き、脳腫瘍のリスクを調べた。その結果、1日3杯以上飲む人は、1杯未満の人に比べて、脳腫瘍の発症リスクが53%低かった。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸やトリゴネリンという成分には抗酸化作用などの働きがあり、発症を抑えた可能性があるという。一方、海外では1日7杯以上と過剰に飲むと逆にリスクが高まるとの報告もあり、研究チームは、予防効果が出やすい適量があるとみている。緑茶についても同様に調べたが、関連は見られなかった。

同センターの澤田典絵室長は「脳腫瘍の症例そのものがあまり多くなく、科学的根拠として確立するには、さらなる研究成果の蓄積が必要」と話している。

研究成果は、国際対がん連合(UICC)が発行するがん専門誌「インターナショナル・ジャーナル・オブ・キャンサー」(電子版)に掲載された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161105-00000065-asahi-soci